MXGP 2024
Team HRC

CRF450R

Honda CRF450Rは、日本のHonda研究開発部門の革新的なアイデア、Honda Racing Corporationの技術力、そしてTeam HRCの誇るエンジニアから生まれた傑作モトクロスです。

CRF450R

CRF450Rの設計理念は、質量の集中化に重点を置き、軽量でありながらパワフルな性能を発揮できることにあります。

洗練された空力設計と低い重心で安定感を生みながら、そのスリムな形状でより空中のコントロールを高めることでライダーに寄り添います。加えて、このマシンにはPirelliタイヤ、Showaサスペンション、そしてカスタムUS-Yoshimuraエキゾーストなど、惜しみなく高性能パーツを装着しており、妥協を許しません。まさしくこのマシンは、HondaがMXGP世界タイトルを目指して数千時間に及ぶ努力を注ぎ込んだHondaの技術の結晶であり、ティム・ガイザーとルーベン・フェルナンデスの信頼を一身に受けます。

HRCが2014年にMXGPに復帰して以来、CRF450Rはさまざまタイトルを駆け抜け、勝利と表彰台を次々ともたらしました。

2016年にはガイザーがHondaに16年ぶりの世界選手権タイトルを獲得したことを皮切りに、このマシンは2017年にはMXGPにて9回表彰台にチームを連れていき、2019年シーズンにはガイザーがMXGP総合7連覇を達成、Hondaの記録を再び塗り替えました。

さらに2020年は世界的なパンデミックの影響を受ける激動のシーズンながらも、ガイザーはこのマシンで2020年に4度目の世界タイトルを獲得し、ほかのどのライダーよりも表彰台の最上位に立ち続けました。

2023年はシーズン前に負傷したガイザーにとって幸先のいいスタートとはならなかったが、新チームメイトのフェルナンデスが頭角を現しました。モトクロス世界選手権の開幕戦、パタゴニア-アルゼンチンのMXGPで優勝したことに始まり、彼はその後何度も表彰台を訪れます。この年は立ち上がりの悪かったガイザーも年末には復帰。最後の3戦中2戦で勝利し、彼がいまだ健在であることを知らしめました。