Race
MotoGP 2025
Round 22

ザルコ、最終戦はポイント獲得で今季を締めくくる

es Circuit Ricardo Tormo

ロードレース世界選手権(MotoGP)の今シーズン最終戦となる第22戦の決勝がスペインのサーキット・リカルド・トルモ(以下、バレンシア・サーキット)にて行われた。CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコは12位となった。

ザルコ、最終戦はポイント獲得で今季を締めくくる

11番グリッドからスタートしたザルコは、序盤から厳しい状況に直面した。接触を避けようとした際に、彼は意図せず別のライダーをグラベルへと押し出してしまい、ロングラップペナルティを科されることとなった。ペナルティ消化後、ザルコはポジションを少しでも取り戻すため猛プッシュを開始し、見事12番手まで追い上げを果たしポイントを獲得した。
最終戦を終え、ザルコは今シーズン通算148ポイントを獲得。ル・マンでの優勝、そしてシルバーストーンでの2位表彰台などの活躍を見せ、2025年シーズンをHonda勢トップとして締め括った。
シーズンは終わったばかりだが、すでに2日後には来シーズンに向けたバレンシアテストが控えている。チームはさらなる成長を目指し、2026年シーズンに向けて準備を開始する。


IDEMITSU Honda LCRとチャントラ、2025年シーズンの終幕を迎える

ロードレース世界選手権(MotoGP) の今シーズン最終戦となる第22戦の決勝がスペインのサーキット・リカルド・トルモ(以下、バレンシア・サーキット)にて行われた。
IDEMITSU Honda LCRのソムキアット・チャントラはバレンシアGP決勝を17位で終え、2025年シーズンをもってチームと歩んだ一章に幕を下ろした。
24番グリッドからスタートしたチャントラは、自身最後のMotoGPレースで限界までプッシュすることを誓い、挑んだ。その言葉通り、ライバルたちと激しいバトルを繰り広げ健闘し、17位でフィニッシュした。
チームはシーズンを通して献身的に努力を続けたチャントラに、心から感謝している。そして、MotoGP史上初のタイ人ライダーとして名を刻み、共に歩めたことを誇りに思っている。さらにポイント獲得を果たし、チャントラはタイのモータースポーツ界において新たな功績を残した。
最後に、チームは2018年から共に戦いを続けてきた出光興産に心より感謝している。アジア人ライダーたちが夢を追い、世界の頂点を目指すために道をつくり、継続的にサポートしてくれたその尽力は、チームにとってかけがえのない力となった。


HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/


Johann Zarco
Johann Zarco 5
CASTROL Honda LCR
バニャイア選手(Ducati)には大変申し訳なく思っています。ビンダー選手(KTM)との接触を避けながらクラルタラロ選手(YAMAHA)に仕掛けようとしていたところ、方向転換で思った以上にバイクが動いてしまい、バニャイア選手のライン上に入ってしまいました。強い接触だったので、このようなかたちで彼のレースが終わってしまったことに責任を感じています。ペナルティは予想していました。ほぼ最後尾までポジションを落としてしまいましたが、タイヤがオーバーヒートをするのを防ぎながら落ち着いて走行を続けました。ラップタイムは非常によかったので、できるかぎりポジションを上げることに集中しました。結果は12位となり、よってHonda勢の最上位というポジティブな結果で今シーズンを締めくくることができました。すぐに来シーズンに向けてのテストが始まりますが、すでに楽しみです。

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda LCR
今日は自分にとって最後のMotoGPでのレースだったので、できるだけ楽しんで走りました。今シーズンを通してチームとともに懸命に取り組み、多くのことを学ぶことができました。チームの皆に心から感謝しています。MotoGP初のタイ人ライダーとなれたことは、とても光栄です。この経験を活かし、次のステージへ進む準備はできています。
ここまで支えてくれた全ての方々に感謝しています。ありがとうございました。


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

レポート公開日
戻る