Practice
MotoGP 2025
Round 19

Honda HRC Castrol、フィリップアイランドでの濃密な金曜日を終える

au Phillip Island

かつてないほど速く、接戦となったオーストラリアGPは、ルカ・マリーニとジョアン・ミルにとって最後の瞬間まで気の抜けない展開となりました。マリーニは7番手でQ2直接進出を決め、ミルは14番手で課題を残す結果となりました。

Honda HRC Castrol、フィリップアイランドでの濃密な金曜日を終える

この日は1日を通して天候が安定しており、全ライダーが大幅なラップタイム短縮を達成しました。午後のセッションでタイムが次々と更新される中、ルカ・マリーニはこれまでのラップレコードを上回る走りを見せ、ジョアン・ミルもわずか0.1秒未満差でそれに迫りました。初日は15人のライダーが0.8秒という僅差の中にひしめく超接戦となっており、わずかな差が明暗を分ける、今季屈指のエキサイティングなグランプリへの期待が高まっています。

ルカ・マリーニの金曜日は、Honda RC213Vの新型フロントカウルのチェックから始まりました。好感触を得たマリーニは、Honda HRC Castrolチームと大きな進歩の一日を実現し、セッション間で約2秒のタイム短縮に成功。最終的に1分27秒051で7番手となり、Q2直接進出を継続して、再びHonda勢トップとなりました。

これまで好調なレースが続いていたジョアン・ミルでしたが、金曜日は14番手にとどまり、土曜日のQ1を戦うことになりました。フリー走行1の終盤で発生したマシントラブルを克服し、午後には新しい空力デバイスのテストを行いながらトップ10を目指しました。10位まで0.2秒未満の2020年ロードレース世界選手権(MotoGP)世界チャンピオンはQ2進出の有力候補となっています。Honda HRCの徹底した夜間分析と作業が、彼に必要なわずかなタイムを引き出す鍵となるでしょう。


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Luca Marini
Luca Marini 10
Honda HRC Castrol
今日は天気が良かったので、全員がとても速く、トップ10に入るのは簡単ではありませんでした。バイクを調整してスピードを引き出すために素晴らしい仕事をしてくれたチームには本当に感謝しています。とても忙しい一日だったと思いますが、ラップタイムを見てもその努力がしっかり反映されていると思います。最後の周は、全てを出し切る走りでした。天候の影響で腰に少しこわばりがありますが、大きな問題ではなく、明日には良くなると思います。今日はユーズドタイヤで多くの周回をこなし、その中で良いペースを出せたので満足しています。すでにペースが少し速いライダーが2~3人いるので、レースでは彼らに食らいついていき、少しでも後続との差を広げられるようにしたいです。

Joan Mir
Joan Mir 36
Honda HRC Castrol
ここ数戦の流れから、Q2直接進出が当然の目標になっていましたが、今日のような日もあるものです。ストップ・アンド・ゴー型のサーキットでは大きく前進できましたが、このような高速で流れるサーキットでは、まだやるべきことがあります。これもすべて、マシンを開発し、100%のパフォーマンスを引き出すためのプロセスの一部です。今夜は細かくチェックして、どこを改善できるかを見極める必要があります。昨年はこのサーキットで非常に苦戦しましたが、今年はすでに大きくタイムを縮められています。それでも、まだ改善の余地は十分にあると感じています。土曜日と日曜日については前向きに考えています。


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