Sprint
MotoGP 2025
Round 17

ミル、もてぎで圧巻の走りを見せHonda初のフロントロー獲得

jp Mobility Resort Motegi

ジョアン・ミルがロードレース世界選手権(MotoGP)での予選自己最高位の結果に並び、待望のフロントロー復帰を果たしました。予選でHondaを2番手に導き、スプリントレースでは力強い走りで4位を獲得しました。Honda HRC Castrolのチームメイト、ルカ・マリーニも再びトップ10フィニッシュを決め、ポイントを積み重ねました。

ミル、もてぎで圧巻の走りを見せHonda初のフロントロー獲得

2023年イタリアGP以来となるファクトリーマシン、Honda RC213Vのフロントロー獲得が実現しました。この結果と続くスプリントでの走りは、全クラス通算800勝以上を誇る栄光に満ちた実力を取り戻すため、Honda HRCが歩み続ける道のりの重要な一歩となります。最新のアップグレードに後押しされたジョアン・ミルは、Q2残りわずか数分でトップタイムを記録し、Honda HRC Castrolのガレージを熱狂させました。2024年の予選タイムより約1.5秒速い1分43秒003というタイムを叩き出し、2番手を獲得。これはHonda HRCライダーとして初めてのフロントロー獲得であり、2022年ポルトガルGP以来のフロントロー復帰となりました。この快挙にHonda HRCのスタッフとマネジメント陣は大いに沸き立ちました。

今シーズン、多くの努力と苦難を重ねた末の歓喜の瞬間でしたが、ミルとチームはすぐに集中力を取り戻しスプリントに臨みました。好スタートを切ったミルは数周にわたり2番手をキープしましたが、その後、チャンピオン確定目前のマルク・マルケスとの激しいバトルに突入。最終的に4位でフィニッシュしたミルは、予選での好結果に続いてスプリントでも自己最高位を記録しました。士気とモチベーションが大きく向上し、日曜日に向けて目標が明確になりました。

まるでメトロノームのような正確性を持つルカ・マリーニは着実に進歩を重ね、予選ではグリッド3列目の先頭となる7番手を獲得しました。2024年にここで記録したタイムから1.4秒短縮し、フロントローまでわずか0.2秒差という接近した位置につけました。12周のスプリントでは、第1コーナーで混乱が発生するも、冷静さを保ち前進を続けました。クアルタラロの後ろにつけたマリーニは、二人で前方との差を詰めましたが、最終的にトップ5から4秒差の7位でフィニッシュしました。3ポイントを確実に手にし、総合ランキング10位に向けて歩みを続けています。

日曜日の24周の決勝に向けて、ホーム戦を最高の形で締めくくることを目指すHonda HRCに期待が高まります。


HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/


Joan Mir
Joan Mir 36
Honda HRC Castrol
今日は間違いなくとてもポジティブな一日だったと思います。スプリントでは表彰台を目指して全力で戦いました。もちろん表彰台に上がれたら最高でしたが、予選で2位を獲得した後にあのような戦いができたこと自体が大きな報酬です。自分自身にとっても、チームにとっても、Hondaに関わる全員にとっても嬉しい結果です。私たちは長年この瞬間のために取り組んできました。今日はすべてを完璧にまとめ上げ、外的な要因に邪魔されることなく、私たちの真の実力を示せたと思います。これは私の自信にとって非常に重要であり、日曜にもう一度すべてを再現することに集中しています。

Luca Marini
Luca Marini 10
Honda HRC Castrol
私たちにとっても、そしてHondaにとっても、本当に良い週末が過ごせています。Q2に私たちのマシン3台が直接進出したのは大きな成果ですが、まだ改善の余地はあります。今日の予選では第10コーナーで少しタイムロスしてしまいましたが、ジョアンは今日、すべてをまとめ上げた時に何ができるかを示してくれました。スプリントではいつものことながら、ファビオの後ろにつけていた時に、タイヤ温度の管理に苦労しましたが、日曜に向けて良い情報を得られたと思います。私たちはもっとうまくやれることを知っていますし、この手応えを明日だけでなく残りのシーズンのレースにも活かしていきたいと思います。

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
Honda HRC Test Team
今日はHondaにとって力強い一日であり、すべてのHondaライダーに改善が見られるのは嬉しいことです。正直に言うと、私はもう少し上を期待していました。20番手から14番手まで挽回できたのは良かったですが、バイクのフィーリングが序盤と同じではありませんでした。今夜、エンジニアと一緒にすべてを確認して明日に向けたプランを立てます。今日のスプリントは思っていた以上に難しいものでした。まだまだ結果を出せると思っています。引き続き努力を続けます。


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

レポート公開日
戻る