Sprint
MotoGP 2025
Round 11

Honda HRC Castrol、天候の影響で実力を発揮できず

de Sachsenring

Honda HRC Castrolは明確な目標を掲げてドイツでの土曜日をスタートし、ジョアン・ミルとルカ・マリーニはともに困難なスプリントレースを完走。それぞれ14位と16位でフィニッシュしました。

Honda HRC Castrol、天候の影響で実力を発揮できず

金曜日に見せたポテンシャルを発揮すべく意欲を見せていたジョアン・ミルは、ウェットコンディションとなったフリー走行2で状況を把握するため、すぐにコースへと飛び出しました。別のセッティングを試し、有益なデータは得られたものの、ドライコンディションで得ていたフィーリングを、この全長3.67kmのコースで再現することはできませんでした。予選では17番手となりましたが、ミルはスプリントで健闘を見せ、ラウル・フェルナンデスを追い続ける展開の末に14位でゴール。2020年MotoGP世界チャンピオンは、日曜日には天候が回復することを期待しつつ、カレンダー上で最もタイトなこのサーキットでの戦いに備えます。

ルカ・マリーニは予選Q1でチームメイトのミルを上回り、ウェットコンディションの中で15番手を獲得しました。ビニャーレスの棄権によりグリッド14番手からスタートしたマリーニは、15周のスプリントレースを通して慎重なレース運びを見せ、Honda RC213Vを駆って16位でゴールしました。長めの走行を通じて自らのフィジカルコンディションをより深く理解したマリーニは、日曜日の30周に及ぶ決勝レースに向けて準備を整えています。明日の天候に関わらず、マリーニには週末を通して確認すべき項目がいくつか残っています。

コンディションがウェットかドライかに関わらず、Honda HRC Castrolにとって、ドイツで前進の手応えをつかみ、次戦ブルノに向けて良い流れを作ることが重要です。30周にわたる決勝レースは、現地時間14時にスタート予定。MotoGPライダーたちは、1時間足らずの走行中に左コーナーを300回も通過する過酷な戦いに挑みます。


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Joan Mir
Joan Mir 36
Honda HRC Castrol
今朝はベースセットアップの方向性を間違えてしまい、ウェットコンディションでスピードを引き出すのに少し時間がかかりました。レースでは、過去に感触が良かった方向に戻したのですが、ドライのときと同じような問題が出てしまいました。グリップと旋回性が足りなかったですね。ルカとヨハンはフロントにミディアムを選びましたが、今朝の状況を踏まえて私はソフトのままで走り、どうなるか様子を見ました。結果的には、完走することが第一というレースになりましたが、それでも多くのことを学び、確認することができました。あとは日曜日にドライコンディションになることを願って、どこまで前に出て戦えるか試してみたいと思います。

Luca Marini
Luca Marini 10
Honda HRC Castrol
スプリントレースを走り切ることができて嬉しいです。自分のコンディションをしっかり把握することができました。体力が万全ではない状況を他の面でカバーしていますが、ウェットコンディションだったので走りやすかったです。正直なところ、今回のパフォーマンスはフィジカルコンディションとはあまり関係がありませんでした。今朝はミディアムタイヤのフィーリングが良かったため、ザルコと私はそれを選びましたが、レースでは同じ感触は得られませんでした。今夜改めて確認し、明日に向けて再チャレンジしたいです。もし明日の朝もウェットであれば、ソフトタイヤを試すかもしれません。今夜、天気がどうなるか様子を見たいと思います。


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