ミル、苦戦しながらもイタリアGPでポイントを獲得
今週も力強い走りを見せたジョアン・ミル。最後まで粘り強く戦い、再びフィールドを駆け上がってトップ10争いに加わりました。一方、中上貴晶もまた、ポイント圏内のラストポジションをめぐって最後まで激戦を繰り広げました。

今季最も難しい週末となったイタリアGPですが、ジョアン・ミルは3戦連続でポイント獲得を達成し、ポジティブな要素を見出すことができました。記録的な観客動員数となったムジェロの大観衆の前で、ミルは好スタートを決めて序盤からポジションを上げていきました。土曜日のスプリントと同様に着実に順位を上げ、3周目にはポイント圏内に浮上。終盤には、レースの大半で追いかけていたヤマハのリンスとクアルタラロを難なくオーバーテイクし、最終的に11位でチェッカーフラッグを受けました。この苦しい週末に費やした努力が実を結び、2020年MotoGP世界チャンピオンのミルは確かな収穫を得ることができました。
Honda HRC Castrolのもう一人のライダー、中上貴晶もチームメイトのすぐ後ろで力強いレースを展開しました。1コーナーで大きく膨らんでしまったものの、そこからリズムを取り戻し、安定したラップを重ねてレース中盤にはポイント圏に浮上しました。23周のレース終盤、激しい追い上げを見せたアルデゲルに最後の1ポイントを奪われてしまいましたが、中上はHonda RC213Vで完走し、エンジニアにとって貴重なデータを持ち帰ることに集中しました。週末を通じてミルに匹敵するパフォーマンスを見せた中上は、回復中のルカ・マリーニの代役として堅実なグランプリをこなし、新たな知見を存分に得て日本へと戻ります。
Hondaはコンストラクターズ・チャンピオンシップで2位をキープしており、KTMに4ポイント差、アプリリアに6ポイント差をつけています。
戦いはまだ終わりではありません。チームとライダーたちは、ここから約1,400km北に位置するオランダのアッセンへと向かいます。ロードレース世界選手権(MotoGP)第10戦は、6月27日から29日にかけて開催され、舞台となるのは「ザ・カテドラル(大聖堂)」の愛称で親しまれるTTサーキット・アッセン。カレンダー最古のサーキットで、1949年に世界選手権が始まって以来最も長い歴史を持っています。
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本当に厳しい週末でしたが、無事に完走してポイントを取ることができてうれしいです。今日以上の結果を狙うのは非常に難しかったと思いますし、大きなリスクを伴うことでもありました。今週末が厳しい展開になることはわかっていたので、その中でできる限りのことをやって、RC213Vのさまざまなパーツやセッティングを試しました。状況を最大限に活かすことができたと思いますし、エンジニアにとっても有益な情報が得られたはずです。チームも素晴らしい仕事をしてくれました。次はすぐにアッセンへ向かって、さらに良い結果を目指します。
本当に厳しい週末でしたが、無事に完走してポイントを取ることができてうれしいです。今日以上の結果を狙うのは非常に難しかったと思いますし、大きなリスクを伴うことでもありました。今週末が厳しい展開になることはわかっていたので、その中でできる限りのことをやって、RC213Vのさまざまなパーツやセッティングを試しました。状況を最大限に活かすことができたと思いますし、エンジニアにとっても有益な情報が得られたはずです。チームも素晴らしい仕事をしてくれました。次はすぐにアッセンへ向かって、さらに良い結果を目指します。

ポイント圏内でのフィニッシュを目標にしていましたし、序盤はレースペースにも手応えを感じていました。レース前半で少しタイムをロスしてしまいましたが、その後は着実に順位を上げて何人かを抜くことができました。レース後半にはリアにかなり振動が出てきたので、それをうまくマネージしながら完走を目指しました。終盤にフェルミンが追いついてきた時点では、彼と戦うだけのペースは残っていませんでした。1ポイントでも獲得を逃したのは悔しいです。ファクトリーチームとともに過ごした週末は本当に楽しかったし、ガレージの内外でアプローチが全く異なっていて、多くを学ぶことができました。日本での本来の仕事にも、今回得た知見が大いに役立つと思います。今週末をサポートしてくれたHonda HRC Castrolの皆さんに感謝しています。
ポイント圏内でのフィニッシュを目標にしていましたし、序盤はレースペースにも手応えを感じていました。レース前半で少しタイムをロスしてしまいましたが、その後は着実に順位を上げて何人かを抜くことができました。レース後半にはリアにかなり振動が出てきたので、それをうまくマネージしながら完走を目指しました。終盤にフェルミンが追いついてきた時点では、彼と戦うだけのペースは残っていませんでした。1ポイントでも獲得を逃したのは悔しいです。ファクトリーチームとともに過ごした週末は本当に楽しかったし、ガレージの内外でアプローチが全く異なっていて、多くを学ぶことができました。日本での本来の仕事にも、今回得た知見が大いに役立つと思います。今週末をサポートしてくれたHonda HRC Castrolの皆さんに感謝しています。









