チャントラ、アラゴンGPで堅実なパフォーマンスを発揮

Race

MotoGP 2025

Round 8

2025年06月09日

チャントラ、アラゴンGPで堅実なパフォーマンスを発揮

MotorLand Aragón

ロードレース世界選手権(MotoGP)第8戦の決勝がスペインのモーターランド・アラゴンにて開催された。

IDEMITSU Honda LCRのソムキアット・チャントラはセットアップの変更と調整を行うと、昨日までの不調を払拭するべく気持ち新たに巻き返しを誓い決勝に挑んだ。バイクのフィーリングと安定感が改善され、チャントラはラップタイムを上げながら堅実なペースで走行していった。うまくコントロールしながら周回ごとに着実にプッシュをし続けたチャントラは、今シーズン一番のパフォーマンスを発揮し16位でフィニッシュした。

チャントラが決勝で見せた進歩は、今後の大会に向けて更なる成長が期待できるこの週末の成果となった。

ザルコは転倒により完走ならず

ロードレース世界選手権(MotoGP)第8戦の決勝がスペインのモーターランド・アラゴンにて開催された。

CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコは昨日と比べてだいぶフィーリングが改善されたことを感じ、12番グリッドからスタートすると巻き返しを目指して走行した。ライバルたちを順調にオーバーテイクしていたが、タイヤ温度の上昇によりフロントエンドのコントロールを失い、不運にも転倒してしまいそのままレースを終えることとなった。

転倒にあうまで、ザルコはよいペースでリズムを保ちながらトップ10入りが期待できる走りを見せていた。ザルコはバイクのハンドリングとセットアップの点で大きな手応えを感じており、次回のテストでさらなる改善を目指している。

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Somkiat Chantra ³⁵

IDEMITSU Honda LCR

今日はよいレースができましたし、手応えを感じることができました。セットアップを変更し、チームと共にうまく進めることができました。一歩前進することができたと感じましたし、昨日に比べてペースがだいぶ改善されました。ギャップを縮めることができたのは、よい兆候だと思います。正しい方向に進めていることはポジティブなので、次戦のムジェロでもさらに前進できるよう努めます。

Johann Zarco ⁵

CASTROL Honda LCR

走行中はよいペースで走ることができていたので、トップ10を狙うには十分な感触がありました。ミラー選手(Yamaha)をオーバーテイクしようとしていたところ、タイヤの温度が上がりすぎてしまったことにより転倒してしまいました。残念でしたが、少なくともこのことから学びを得ることができました。バイクのことをかなり理解できるようになりましたし、調子がよい時とそうでない時の違いもわかるようになりました。明日のテストがとても重要だと思います。ここ数戦は好調なので今日のようにうまくいかない時も自信を失わずに受け止めることができますし、どんな状況からもなにかを学ぶことができています。