マリーニ、土曜の勢いそのままにスプリントでポイントを獲得
Circuit Of The Americasルカ・マリーニは、Honda HRC Castrolのライダーとしてこれまでで最高の土曜日を迎えました。グリッド7番手からスタートしたマリーニは、激しい戦いを制して8位でフィニッシュしました。一方、前方で果敢に攻めていたチームメイトのジョアン・ミルは惜しくも転倒リタイアとなりました。
Honda HRC Castrolチームにとって、アメリカズGPでの土曜日は記憶に残る一日となりました。両ライダーが先頭争いを展開し、今季最高のグリッドポジションを獲得しました。金曜日の不安定なコンディションの後、ルカ・マリーニとジョアン・ミルは、1日を通して気温が上昇し暑く乾燥したコンディションの中で、その進化したスピードを存分に発揮しました。
ルカ・マリーニは、すべてのセッションで輝きを放ちました。フリー走行2では6番手につけ、Q1ではトップタイムを記録。Honda HRCライダーとして初めてQ2進出を果たしましたが、マリーニはそれに満足せず、さらなる高みを目指してすぐに動き出しました。2分01秒737のベストタイムで、予選を7番手で通過。フロントローまでわずか0.3秒差でHonda勢最上位となりました。
3列目スタートのマリーニは、序盤で他のライダーとの接触寸前の場面があり、ポジションを落としたものの、すぐに巻き返しました。レースの大半をビニャーレスやアコスタと激しいバトルを繰り広げ、最終的に8位でチェッカーを受けました。2ポイントを獲得し、Honda RC213Vでのスプリントレースで自己最高位の成績を収めたマリーニは、さらなるポテンシャルを示しました。これで今季の獲得ポイントは12となり、昨年の獲得ポイントまであと2ポイントに迫りました。
金曜日にQ2進出を決めたジョアン・ミルは、チャンスを待ち、爆発的な走りを披露しました。フロントロー争いを展開していたミルですが、終盤のクラッシュにより、2分02秒008のタイムを更新することはできませんでした。それでも、8番グリッドを確保。バニャイアやチームメイトのマリーニに続く8位に入るのに十分なタイムでした。
スプリントレースのスタートが切られると、ミルが猛烈な勢いでダッシュを決め、第1コーナーを果敢に攻めました。KTM勢を次々と攻略し、VR46のライダーたちを追う形でトップ5フィニッシュを狙いました。レース終盤の不運なフロントエンドのクラッシュにより、彼の努力は報われませんでしたが、彼とHondaのスピードには疑いの余地はありませんでした。
日曜日の決勝は、Honda HRC Castrolの両ライダーにとって、ポテンシャルを発揮し、それぞれポイント獲得につなげる機会となります。マリーニとミルは、今年、これまでのところグランプリ本戦で概してより良い成績を収めています。現地時間14時スタート予定のアメリカズGPは20周で行われ、気温はさらに上昇すると予想されます。
今日は本当に素晴らしい一日でした。特に予選では、とてもいいラップができたし、マシンの限界を押し上げて走ることができました。アルゼンチンでの経験を踏まえていくつか変更を加えたことで、ライディングを本当に楽しむことができました。さらに一歩前進です。今は自分の思い通りにバイクを操ることができ、コーナー進入で差を詰められるようになったことで、コーナー中盤や立ち上がりにもいい影響を与えています。スプリントの結果には満足しています。トップ5入りを阻む振動がありましたが、日曜日の決勝ではそれほど問題にならないと思います。また良いパフォーマンスを発揮して、さらに前に行けると思うので楽しみにしています。この週末だけでなく、ここまでの道のりを支えてくれたチームのみんなに感謝します。この方向性で引き続き頑張ります。
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今日は本当に悔しかったです。転倒は自分のミスでした。レース中は特に警告もなく、自分のペースで走れていましたから。マシンのバランスは良く、ライディングを楽しんでいます。スピードがあり、レース中のラップタイムではバニャイアに匹敵するというポジティブな面も、もちろんありました。我々は冬の間に大きく進歩を遂げましたが、次のステップに進むために、あともう少し何かが必要です。去年までとは違うレベルで戦っているからです。コーナー進入での好パフォーマンスがタイムにつながっており、ラップのこの部分では強みを発揮できています。明日の決勝では、良い結果を出せると思います。
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