Honda HRC Castrol Team、テキサス州オースティンで第3戦に挑む
ジョアン・ミルとルカ・マリーニは、今週末も入念な開発作業を重ねるべくアメリカへと向かいます。Honda HRC Castrolは、力強くスタートを切った今シーズンの勢いをさらに加速させることを目指します。

ロードレース世界選手権(MotoGP)のグローバルな旅は続き、Honda HRC Castrolは短いインターバルを経て北米に戻ります。2025年シーズン第3戦の舞台は、テキサス州オースティンに位置する個性派サーキット、「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ (COTA)」です。カレンダーの中でも屈指のユニークなレイアウトを誇るCOTAは、全長5.51km、20のコーナーを有し、なかでも第3コーナーから第6コーナーまでのセクションは、特異な難関ポイントとなっています。こうしたトラックは、タイとアルゼンチンで着実に進歩を遂げてきたHonda RC213Vにとって、さらなる改良を図る絶好のテスト環境となるでしょう。
世界選手権ランキング11位につけるジョアン・ミルは、前戦で転倒の連鎖を断ち切り、見事トップ10に返り咲きました。2戦連続で好調な週末を過ごしたことで、2度の世界王者である彼の自信はさらに高まり、現在はいくつかの重要なポイントでの改善に集中しています。ミルにとってオースティンでの最高成績は、2022年に最高峰クラスで記録した4位です。
2025年シーズンを順調にスタートさせたルカ・マリーニは、さらなる前進を目指してオースティンに乗り込みます。今季はこれまでの2戦ともポイントを獲得しており、決勝では好ペースを見せています。より良いグリッドポジションを確保できれば、Honda HRC Castrolのチームメイトと共に、さらに上位を狙える可能性は十分にあります。アメリカはマリーニにとっても思い出深い場所であり、2023年にはこの地で最高峰クラス初の表彰台を獲得しています。
サーキット情報
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ (COTA) は、アメリカ・テキサス州オースティン近郊に位置する、グランプリレース専用に設計・建設された米国初の施設です。全長5.513kmのコース、最大12万人の収容規模を誇る、総面積1000エーカーの壮大な施設は2012年末に完成。翌2013年にはMotoGPが初開催されました。
同サーキットの大きな特徴のひとつに、ホームストレートからタイトな左コーナーにかけての高低差約41メートルの急勾配が挙げられます。COTAはGPサーキットの中でも特にバリエーションに富んだコースの一つで、高速ストレートとタイトなヘアピンが混在し、ほとんどのセクションに世界各地の有名サーキットの要素が取り入れられています。
設計は著名なドイツ人建築家でサーキットデザイナーのヘルマン・ティルケ氏が担当。走行方向は反時計回りで、コーナー数は合計20、うち右コーナーが9つ、左コーナーが11となっています。
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レース間のインターバルは短かったですが、またすぐに走り始め、自分たちのポテンシャルをさらに高めていけることが楽しみです。オースティンはとてもユニークなサーキットで、他のどのトラックともまったく違います。今シーズンはかなり良いスタートを切れたと言えるので、前向きな気持ちで臨みますが、実際にバイクがそこでどう走るか、トラックのコンディションはどうか、確認すべきことはたくさんあります。このサーキットは流れがとても重要です。小さなミスでも取り返しが難しいレイアウトなので、1周を通して全てをうまくまとめる必要があります。
レース間のインターバルは短かったですが、またすぐに走り始め、自分たちのポテンシャルをさらに高めていけることが楽しみです。オースティンはとてもユニークなサーキットで、他のどのトラックともまったく違います。今シーズンはかなり良いスタートを切れたと言えるので、前向きな気持ちで臨みますが、実際にバイクがそこでどう走るか、トラックのコンディションはどうか、確認すべきことはたくさんあります。このサーキットは流れがとても重要です。小さなミスでも取り返しが難しいレイアウトなので、1周を通して全てをうまくまとめる必要があります。

オースティンでは、さらに上を目指したいと思っています。最初の2戦の成果には満足していますが、そろそろ次の一歩を踏み出す時です。予選でより良いパフォーマンスを発揮できれば、他の選手たちにもっと近づけるはずです。アルゼンチンでの決勝のペースには満足していて、先頭グループとのギャップもかなり詰めることができましたが、こうして追い上げにタイヤを消費してしまうと、どうしても限界が来てしまい、それ以上何もできなくなってしまいます。より前のポジションからスタートできれば、もっと競争力を発揮できるでしょう。COTAはとても好きなサーキットなので、この週末を最大限に活かしたいと思います。
オースティンでは、さらに上を目指したいと思っています。最初の2戦の成果には満足していますが、そろそろ次の一歩を踏み出す時です。予選でより良いパフォーマンスを発揮できれば、他の選手たちにもっと近づけるはずです。アルゼンチンでの決勝のペースには満足していて、先頭グループとのギャップもかなり詰めることができましたが、こうして追い上げにタイヤを消費してしまうと、どうしても限界が来てしまい、それ以上何もできなくなってしまいます。より前のポジションからスタートできれば、もっと競争力を発揮できるでしょう。COTAはとても好きなサーキットなので、この週末を最大限に活かしたいと思います。