Preview
MotoGP 2025
Round 2

アルゼンチンへ再び – Honda HRC Castrolがテルマスに到着

ar Termas de Río Hondo

2024年の開催中止を経て、ロードレース世界選手権(MotoGP) が再び南米で開催されます。Honda HRC Castrolはアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド・サーキットでさらなる躍進を狙います。

アルゼンチンへ再び – Honda HRC Castrolがテルマスに到着

MotoGP世界選手権の世界を巡る旅は続き、Honda HRC Castrolはタイを離れ、地球の反対側に位置するアルゼンチンへと向かいます。2024年の大会が中止となったことから、今回は南米唯一のグランプリとして待望の復帰戦となります。Honda HRCファクトリーチームにとっては、苦楽共に経験してきたグランプリの舞台ですが、2025年は新たなスタートを切ります。

タイでの力強い追い上げでHonda RC213Vでの自己最高タイの成績を収めたルカ・マリーニは、アルゼンチンでもそのスピードを再現し、開幕戦で抱えた小さな課題を回避することを目指しています。年明けからこれまで、マリーニにとっては一貫性が鍵となっており、周回を重ねてデータを収集し、リスクの高い転倒やミスを避けることに焦点を当てています。彼は、チームメイトのミルやザルコとともに、Honda勢のトップを十分に狙えるスピードを見せており、これが今週末の明確で実現可能な目標と言えるでしょう。予選であと少し前進できれば、ますます競争が激化するMotoGPの舞台で大きな成果をもたらす可能性があります。

ジョアン・ミルは、テストやタイGPで疑いようのないスピードと才能を示していましたが、日曜のレースでは無念のローサイド転倒により、その努力は報われませんでした。ミルはシーズン序盤のポジティブな要素を糧に、再びHonda HRC Castrol RC213Vで自身とマシンのポテンシャルを証明することに意欲を燃やしています。アルゼンチンはミルにとって相性の良い舞台であり、Moto2時代にはワーストリザルトでも7位という好成績を残しています。

アルゼンチンでのスプリントは土曜15:00(現地時間)から12周で実施予定。日曜のグランプリは25周で行われます。

サーキット情報

アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド・サーキットは、名前の由来となった街から6kmの位置にあり、アルゼンチンのサンティアゴ・デル・エステロ州にあります。150ヘクタールの敷地に建設され、2008年5月11日にアルゼンチンで開催されたツーリングカー選手権に合わせて正式にオープンしました。2012年には、ラテンアメリカで最も近代的で安全かつ活気のあるサーキットを目指し、改修・拡張・近代化工事が進められました。


HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/


Luca Marini
Luca Marini 10
Honda HRC Castrol
タイでは全体的にとても良い週末を過ごすことができたので、次のアルゼンチンでもこのままの調子で臨めるだろうと楽観的な気持ちでいます。Hondaのライダーとして初めてこの地を走ることには問題を感じていません。オフシーズンにチームと共にしっかりとバイクのベースセットアップに取り組んできたので、良い形でスタートできる自信があります。2023年にはアルゼンチンで初めてのスプリント表彰台を獲得しているので、Honda HRC Castrolチームと共にポジティブな週末を迎えられることを期待しています。アルゼンチンの後には初めてブラジルに向かい、来年レースが開催される新しいサーキットで試走する予定です。とてもエキサイティングな旅になりそうです!

Joan Mir
Joan Mir 36
Honda HRC Castrol
タイでのパフォーマンスを踏まえて、今回のレースをとても楽しみにしています。私たちは多くの可能性を秘めていて、ポイントを積み重ねて結果を出すことが重要になってきます。アルゼンチンはテストなしでの挑戦となるため、タイとは違った週末になると思いますが、普段通りであれば、私たちは強いベースセットアップを持っているので、スタートから競争力を発揮できるはずです。過去にもアルゼンチンでは良い結果を残してきたので、シーズンを前進させるために必要なピースは揃っています。

レポート公開日
戻る