中上とザルコは、セパン公式テストで確かな手応え
ロードレース世界選手権(MotoGP)セパン公式テストがマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで2月6日から8日に、3日間の日程で行われました。IDEMITSU Honda LCRの中上貴晶と、CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコは、順調にセットアップを進め、中上は総合13番手、ザルコは総合16番手で今季の初テストを終えました。
2024年をすばらしいシーズンにしようと、全力を注ぐ中上とチームは、ハードワークで3日間の公式テストをこなしました。
2024年型RC213Vのシェイクダウンとなった今回のテストでは、HRCから提供されるさまざまなパーツの比較テストを行いながらセットアップの方向性を確認しました。
中上は3日間で106ラップをこなし、自己ベストとなる1分57秒765を記録。昨年のウインターテストに比べて大きく前進しました。
昨年型の弱みが改善した2024年型RC213Vですが、いくつかの改善すべきポイントも残っています。中上はこの3日間で、その改善にも努めました。完ぺきな状態にはなりませんでしたが、今回のテストで得られたデータを基に、次のカタールテストに挑みます。
フランス人のザルコは、3日間テストに集中しHonda勢最多の138ラップをこなし、多くの情報を収集しました。
ザルコもチームと、HRCが提供するさまざまなパーツで比較テストとセットアップに挑み、2024年シーズンに向けた準備を進めました。3日間のテストを終えて、2024年型RC213Vは、改善しなければならないエリアも明らかになりましたが、着実に前進することに成功。新型RC213Vの高いポテンシャルを引き出したザルコは、初ライドとは思えないすばらしい速さをみせ、今年の活躍を期待させました。
3日間のテストに満足しているザルコは、今回のテストデータを基に次のカタールテストでは、引き続き、さまざまなオプションを試し、分析を続けることになります。カタールテストを終えると、3月10日に2024年の開幕戦カタールGPが開催されます。
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