Repsol Honda Teamは、シーズン最終戦を前にした土曜日、今季を締めくくる名場面が展開される中で、2024年の残された課題を確認していきました。ジョアン・ミルとルカ・マリーニは、熱狂的なバルセロナの観衆を前に予選で好パフォーマンスを見せ、スプリントでもライバルたちに挑みました。
ジョアン・ミルは一周のタイムを大幅に改善させ、今シーズンでは最も成績の良い予選セッションの一つとなりました。Q1では1分39秒432というベストタイムを記録、0.030秒以下の差でQ2進出を逃し3位に終わりました。両方のレースで13位からスタートすることになり、ミルはポイント獲得とHonda内でのトップ争いに挑む絶好の位置を確保しました。全12周のスプリントでミルはまさにそれを狙い、果敢に攻めて1周目の終わりを9位で通過しました。レース中、マシンの振動の影響で勢いが止まり、ヨハン・ザルコやマーベリック・ビニャーレスのすぐ後に続いて13位でフィニッシュしました。
チームメイトのミルと同様、ルカ・マリーニも土曜日の午前中のQ1で最終ラップまで好走を続け、Q2進出にあと一歩のところまで迫りました。スプリントで16番グリッドに入ったマリーニは、ミルを追いかける形でスタートしすぐに順位を上げ、序盤の数周を経てペースをつかみます。今回もできる限りデータを収集することに注力し、スプリントを15位でフィニッシュしました。マリーニとチームは、すでに日曜日の決勝レースでのパフォーマンス向上を目指して準備を進めています。
2024年ロードレース世界選手権(MotoGP)のタイトル争いが決着を迎えるシーズン最後のレースは、現地時間午後2時にスタートします。Repsol Honda Teamは、万全の状態でオフシーズンに入るため、最後まで改善を目指します。