Race
MotoGP 2024
Round 19

マレーシアGPでマリーニがポイントを獲得

my Sepang International Circuit

セパン・インターナショナル・サーキットで一時中断を挟んで再スタートした決勝レースでは、ルカ・マリーニが過酷な暑さの中で奮闘し、15位まで順位を上げポイントを獲得。序盤で転倒したチームメイトのジョアン・ミルに総合ランキングで一歩迫りました。

マレーシアGPでマリーニがポイントを獲得

マレーシアGPの決勝レース当日は非常に暑く、空にはほとんど雲がない晴天で、強烈な日差しが20周に及ぶレースをさらに過酷なものにしました。レース開始早々、オープニングコーナーで複数のライダーが転倒。赤旗が振られ一時中断となりましたが、幸いにも大きなケガを負ったライダーはいませんでした。

クイック再スタートの手順を経て、ルカ・マリーニはRepsol Honda TeamのRC213Vを再び駆り、勢いよくスタート。またもライバルたちを次々と抜き去りました。マリーニはそこからタイヤをうまく管理しながら一貫した走りを見せ、中上貴晶やラウル・フェルナンデスらを抜き、ポイント圏内へとポジションを上げていきました。終盤ではマルク・マルケスやフランコ・モルビデリとのバトルを繰り広げ、15位でフィニッシュ。再び2024年シーズンの選手権ポイントを獲得しました。しかし、マリーニはこれに満足せず、今季を通じてチームと自身が重ねてきた努力をしっかり示したいと意欲を見せています。

ジョアン・ミルは、マレーシアGP決勝レースの一回目の走行で見事なスタートダッシュを決め、再スタート後もその走りを再現しようと全力を尽くしました。序盤はチームメイトのマリーニとペースを合わせていたものの、最終的に第9コーナーで転倒してしまいました。怪我はなかったものの、悔しさが残るミルは、気持ちを切り替えて次のレースに向けて準備を進めます。

ロードレース世界選手権(MotoGP)は、シーズン中最も過酷な時期を終え、一週間の休息と回復期間に入ります。Repsol Honda Teamにとって困難の多かった2024年世界選手権シーズンも、いよいよ最終戦を残すのみとなりました。その直後には、ほとんど間を置かずにテストが始まります。


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Luca Marini
Luca Marini 10
Repsol Honda Team
レース中はかなり暑かったです。身体的な面では自分のパフォーマンスに満足しています。暑さの影響でグリップがかなり低く、レースの間トラクションを得るのに苦しみました。クイック再スタートの流れでマシンやコースなどすべてにさらに熱がこもってしまい、二度目のスタートは少し難しいものになりました。レース中のタイヤ管理はとても良かったと思いますし、後半になって特にブレーキング時に巻き返せました。かなり後方からのスタートだったので追い上げは難しかったです。15位というのは満足できる順位ではなく、これまでの努力や今日見せた走りを十分に反映しているとは言えません。ポイントを獲得できたのは良かったですが、Hondaチームのみんなが全力を尽くしてくれているので、もっと上を目指したいです。

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
レースの一回目の走行ではとても良いスタートを切り、トップ10圏内で走ることができました!残念ながらミラーと接触してしまい、とても心配しましたが、ピットレーンにいる彼の映像を見てホッとしましたし、その後ピットを訪ねたらいつも通りの彼でした。彼が無事であることが一番です。レース中は思うように走れず、転倒してしまいました。ケガはありませんでしたが、そこでレースリタイアになってしまいました。今まで起きなかったことなので、原因をしっかりと確認しなければなりません。ここ数回のレースと同様に、多くのライダーを抜くことができましたが、後方からのスタートはやはり厳しいです。あと一回頑張りどころが待っています。


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