Race
MotoGP 2024
Round 18

マリーニがシーズンベストに並び、ミルと共にダブルポイント獲得を達成

th Chang International Circuit

今シーズン初の完全ウェットレースとなったロードレース世界選手権(MotoGP)は、26周にわたる白熱した戦いを見せました。ルカ・マリーニは12位でフィニッシュし、ジョアン・ミルも15位入りでダブルポイント獲得を果たしました。

マリーニがシーズンベストに並び、ミルと共にダブルポイント獲得を達成

一日中続いた雨により、約1年ぶりとなるウェットレースが開催されました。湿った路面でのウォームアップで、ルカ・マリーニは3位と好調な滑り出しを見せ、ブリラムの難しいコンディションで強さを発揮しました。その後の数時間は雲が切れたり、雨が降ったりと天候が変わりやすい状況が続いたものの、最終的には雨に落ち着き、ウェットレースと宣言されました。

ウォームアップでの結果で自信を得たマリーニは、レース開始と同時にすぐにチームメイトを追走し、前進を目指しました。安定したラップを重ね、マリーニはポイント圏内に入り、トップ10入りを争う他のHondaライダーたちとの差を縮めていきました。難しいコンディションにより多くのライダーがミスを犯す中、マリーニは全てをコントロールし着実に順位を上げ、12位でフィニッシュ。マリーニは今季最高の成績に並び、3連続でポイントフィニッシュを達成しました。ライダーとしての成長とHonda RC213Vの進化が確認される形となりました。

一方、ジョアン・ミルも19番手から再び見事なスタートを切り、トップ10に向けて猛チャージを見せ、アレックス・マルケス、ルカ・マリーニ、ヨハン・ザルコ、アウグスト・フェルナンデスらとの激しいバトルを展開しました。しかし、レース中盤でHonda RC213Vのフィーリングが変わり、序盤のペースを維持することが難しくなりました。さらに、マルク・マルケスとの接触が発生したことでミルはロングラップゾーンに入ってしまい、事態はさらに複雑になりました。こうした苦難に見舞われながらも、ミルは再びポイントを獲得しレースを終えることができました。

2024年のMotoGPも残すところあと2戦となりました。次戦は、シーズン最初のテストが行われたマレーシアで、トリプルヘッダーを締めくくるレースが開催されます。


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Luca Marini
Luca Marini 10
Repsol Honda Team
ウォームアップもレースもとても楽しかったです。非常に難しいコンディションで、クラッシュのリスクを冒さざるを得ないような箇所が数多くありましたが、そんな状況下でもかなりスピードを出せました。ただ、トラックが滑りやすく、オーバーテイクが難しくて、長い時間他のライダーの後ろにつくことになりました。レースのほとんどをミルやザルコと戦えたのは、本当に楽しかったです。厳しい土曜日を経て、良い形で週末を締めくくる満足のいくレースができました。次のシーズンが始まる前に、残り2戦でさらなる進歩を目指したいと思います。

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
レース前半は本当に感触が良かったです。力強さを感じられ、やりたいことがほぼできました。後半になるとフィーリングが変わり、ペースが落ちてしまったので、チームと何が起こったのかを見直し、次回に向けて改善していく必要があります。もし序盤のペースを維持できていれば、トップ10入りも可能だったと思います。全体的には良い週末で、1ポイント以上の価値があったと思います。マレーシアでまた自分たちのポテンシャルを発揮できることを楽しみにしています。


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