マリーニとミル、再びブリラムへ
2024年ロードレース世界選手権(MotoGP)の最終ステージがフルスピードで進行する中、Repsol Honda Teamはタイに到着し、再び挑戦の時を迎えています。
MotoGPが舞台を美しいブリラムに移してシーズン第18戦を迎える今週末、フィリップアイランドで使用されたCastore(カストーレ)の冬用ジャケットはもう必要ありません。全長4.55キロメートル、右コーナー7つ、左コーナー5つを有するこのタイのサーキットは、最終ラップや最終コーナーでの激戦(時には世界選手権のタイトルを決める戦いにもなる)で知られています。例年通り、週末を通じて暑さと湿気がライダーやマシン、そしてメカニックに追加の負担を強いる要因になるでしょう。
Repsol Honda Teamのライダーとして最高の週末を過ごしたルカ・マリーニは、オーストラリアでの予選13位を経て、スプリントで10位、決勝では14位と奮闘しました。より多くのストップ&ゴーが特徴のブリラムでのチャレンジは、マリーニとRepsol Honda Teamのガレージにとって、もてぎでの取り組みを継続する機会となります。昨年、マリーニはタイGPのスプリントで3位に入りました。
一方で、3戦連続でリタイアを喫したジョアン・ミルは、エミリア・ロマーニャGPで見せた11位入賞時のような走りを取り戻す必要があります。2020年のMotoGPワールドチャンピオンであるミルとホンダRC213Vは、ここ最近のレースで発揮できているよりもはるかに高いスピードとポテンシャルを持っていることは明らかです。ミルは昨年のタイGPでも好成績でポイント獲得を果たしており、今年も成果を上げることに意欲を燃やしています。
この週末は特に重要な意味を持ちます。というのも、世界選手権が数か月後にはテストと2025年シーズンの開幕のために再びブリラムに戻ってくるからです。
サーキット情報
ドイツの建築家ヘルマン・ティルケによって設計されたチャーン・インターナショナル・サーキットは、2014年にオープンし、2018年からMotoGPの開催地となりました。首都バンコクから北東約410kmに位置するブリラムの町は、「幸福の街」を意味し、典型的な東南アジアの高温多湿な気候が特徴です。全長4.554km、12のコーナーを有し、2015年からはスーパーバイク世界選手権(WSBK)のレースが行われてきました。最先端の施設を備え、総収容人数は10万人、コース周辺に設置されたさまざまなスタンドから観客は素晴らしい視界を楽しむことができます。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/