Repsol Honda Teamが改修された路面と前夜の雨に苦戦
8月31日(土)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第12戦アラゴンGPの予選とスプリントがモーターランド・アラゴン(以下アラゴン)で行われました。Repsol Honda Teamのルカ・マリーニはスプリントで16位、チームメートのジョアン・ミルは18位でチェッカーを受けました。
Repsol Honda Teamの両選手にとって、予選とスプリントが行われた土曜日は試練と呼ぶにふさわしい一日でした。前日の30日(金)夜に降った雨の影響で路面コンディションが大きく変わり、予選、スプリントともにグリップ不足との戦いを強いられました。
今大会前に路面の全面改修が行われたアラゴン。金曜日のフリー走行とプラクティスは周回するごとにグリップが向上し、両選手はその変化に対応するための作業に多くの時間を割きました。また、ライディングも路面コンディションに適応する必要がありました。土曜日の予選とスプリントではさらにグリップが向上することが予想されましたが、前夜の雨の影響で路面のラバーが流れ、再びグリップ不足の路面と格闘することになりました。
予選20番手から11周のスプリントに挑んだマリーニは、スタート直後の第1コーナーで転倒したアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)を回避する波乱のスタートとなりましたが、オープニングラップで16番手に浮上。先行する中上貴晶(IDEMITSU Honda LCR)を追撃しました。
レース前半は1分49秒台、後半は1分50秒台へとややペースを落としましたが、アレックス・リンス(ヤマハ)を抑えて16位でチェッカーを受けました。ここ数戦、着実にパフォーマンスを上げRC213Vのポテンシャルを引き出しているマリーニは、9月1日(日)の決勝で今季2回目のポイント獲得に挑みます。
ホームGPを迎え地元ファンの期待に応えようと全力を尽くしたミルは、この2日間目まぐるしく変化する路面コンディションと格闘しました。予選、スプリントともにフラストレーションをためる結果となりました。
22番手からオープニングラップで17番手に浮上したミルは、2周目にリンスにかわされ18番手へとポジションを落とします。それからは先行するチームメートのマリーニとリンスを追撃しました。ミルはフロントのフィーリングに苦戦しながらも1分49秒台後半から1分50秒台のペースをキープし、18位でチェッカーを受けました。
23周で争われる日曜日の決勝は、現地時間14時にスタートが切られます。
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