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MotoGP 2024
Round 12

Repsol Honda Teamが2年ぶり開催のアラゴンGPに挑む

es MotorLand Aragón

ロードレース世界選手権(MotoGP)第12戦アラゴンGPが8月30日(金)~9月1日(日)の3日間、モーターランド・アラゴン(以下、アラゴン)で開催されます。同地でMotoGPが開催されるのは2022年以来で、20年のテルエルGPを含めて15回目となります。

Repsol Honda Teamが2年ぶり開催のアラゴンGPに挑む

舞台となるアラゴンは、これまで多くのサーキットを手がけてきたヘルマン・ティルケ氏がデザインしたものです。このサーキットでHondaは7勝を挙げており、グランプリの歴史に残る印象的な戦いを繰り広げてきました。ここ数年は苦戦が続いていますが、シーズン後半戦に入って調子を上げているRepsol Honda Teamの両選手がどんな走りをするのか注目されます。

ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)にとってアラゴンはホームGPであり、得意とするサーキットの一つです。Moto3クラス時代の17年に優勝したほか、MotoGPクラスでは20年のアラゴンGPとテルエルGP、そして21年の大会で3位表彰台を獲得しています。

ミルは前戦オーストリアGPでマシンの改善を目指し、さまざまなセッティングにトライ。17位でポイント獲得こそできませんでしたが、多くのデータを収集しました。Repsol Honda Teamへ移籍後、初めて走るアラゴンで今季ベストリザルトを目指します。

チームメートのルカ・マリーニも、2年ぶりのアラゴンGPを楽しみにしています。前戦オーストリアGPではマシントラブルによってリタイアしましたが、この数戦でマリーニはRC213Vのパフォーマンスを引き出して確実に前進しています。

MotoGPは今大会以降、12週間で9レースというハードスケジュールを迎えます。Repsol Honda TeamはオーストリアGPを終えた後、第13戦、第14戦の舞台となるミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ(以下、ミサノ)でテストを実施しました。今大会はその成果をみせる戦いとなりますが、終了後には再びミサノでのテストを予定しています。シーズン終盤戦に向けたRepsol Honda Teamの目標は明確であり、RC213Vの開発と進歩に全力を尽くします。

○サーキット情報

モーターランド・アラゴンは、世界で最も有名なサーキットデザイナーの一人であるヘルマン・ティルケ氏が設計したものです。全長5.077kmのコースはアップダウンに富み、パッシングポイントも多いことから、ファンにとって見応えのあるレイアウトとなっています。

サーキットはバルセロナとバレンシアからそれぞれ約200km、アラゴン州の州都サラゴサから100km離れたアルカニスの郊外にあります。同地では1963年から2003年まではストリートレースが行われていましたが、モータースポーツに特化した複合スポーツ施設が10年にオープン。同年にMotoGPが初めて開催されるとライダーたちから高い評価を受け、その年の最も優れた大会に与えられる「IRTAベストグランプリ・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。


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Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
オーストリアGPを終えてからミサノでテストがあり、忙しい時間を過ごしました。プロジェクトに関わる全員が将来のために働いており、忙しいのはいいことです。21年にアラゴンでレースをした時には表彰台に立つことができました。今大会に向けては、これまでと同様、必要なことにしっかり取り組んで、土曜日と日曜日のレースでなにができるかを見極めたいです。

Luca Marini
Luca Marini 10
Repsol Honda Team
オーストリアGPは残念な結果に終わりましたが、今大会を楽しみにしています。ほかのHondaライダーたちと比べて、私たちのレベルがどうなのかを確認しながら改善していきたいです。昨年はアラゴンGPがなかったので2年ぶりですが、それほど大きな変化はないと思っています。

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