Practice
MotoGP 2024
Round 12

ザルコがプラクティスで8番手。ダイレクトで予選Q2進出を果たす

es MotorLand Aragón

8月30日(金)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第12戦アラゴンGPのフリー走行とプラクティスがモーターランド・アラゴン(以下アラゴン)で行われ、CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコはプラクティスで今季ベストの8番手を獲得し、予選Q2へダイレクトで進出することが決まりました。

ザルコがプラクティスで8番手。ダイレクトで予選Q2進出を果たす

今大会を前に全面的な路面の改修工事が行われたアラゴンは、再舗装されたことで課題となっていたバンピーな路面が改善され、スムーズな走りが可能となりました。新しいアスファルトは周回を重ねるごとに路面のグリップが向上するという特徴があり、そのため、この日のセッションではフリー走行からプラクティスにかけて大幅にタイムが短縮されました。

そうした状況の中でザルコとクルーは、卓越したチームワークと持てるスキルを遺憾なく発揮。Honda勢にとって今季初となるダイレクトでの予選Q2進出を果たしました。

午前中のフリー走行で、ザルコはトップから1.477秒差の1分49秒766で17番手に。午後のプラクティスでは1分46秒732をマークし、フリー走行から3.034秒タイムを短縮するすばらしい走りをみせました。

今季はここまで厳しい戦いを強いられてきましたが、今日の結果は、ザルコとチームに希望を与えてくれるものでした。明日31日(土)の予選Q2では今季ベストグリッドを目指し、スプリントではポイント獲得とベストリザルトに挑みます。

IDEMITSU Honda LCRの中上貴晶は、再舗装された新しい路面に苦戦を強いられ22番手でした。

フリー走行では1分49秒655をマークして15番手とまずまずのスタートでしたが、プラクティスでは1分48秒441と思うようにタイムを短縮できず、22番手へと後退しました。

MotoGPクラスでは、フリー走行からプラクティスにかけて多くの選手が2秒から3秒タイムを短縮しましたが、中上は接地感のないフィーリングに苦戦し、1.214秒しかタイムを縮めることができませんでした。

中上にとってアラゴンは、過去ポールポジションを獲得したことのある得意なサーキットの一つ。明日はQ1からの予選となりますが、タイム短縮とポジションアップに挑み、スプリントではポイント獲得を目指します。


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Johann Zarco
Johann Zarco 5
CASTROL Honda LCR
今日は今シーズンのベストプラクティスとなりました。この結果は私たちにとって小さな勝利です。しかし、これで慢心せず明日31日(土)の予選とスプリント、そして9月1日(日)の決勝ではしっかりと地に足のついた走りをしたいです。今日は難しいコースコンディションでしたが、このサーキットはトレーニングで走り慣れているので、こういう状況は予想していました。タイムアタックはよかったです。新しいエンジンは、ニュータイヤのパフォーマンスを引き出してくれたし、ポジティブでした。明日はもっといい走りができるように頑張りたいです。

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
路面がきれいになり走りやすくなったのですが、グリップ不足に苦しみました。コーナーの進入から出口までタイヤの接地感を得られず、思うように走れませんでした。いろいろなことにトライしましたが、今日は解決できませんでした。明日のフリー走行、予選、そしてスプリントで、自分の走りができるようにセットアップの改善に取り組みます。アラゴンは好きなサーキットだけに厳しい一日でした。


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