レース序盤の混戦でマリーニとミルは苦戦を強いられる
8月17日(土)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第11戦オーストリアGPの予選とスプリントがレッドブル・リンクで行われ、Repsol Honda Teamのルカ・マリーニが17位、チームメートのジョアン・ミルは19位でフィニッシュしました。
前日16日(金)夜、レッドブル・リンクでは強い雨が降りましたが、17日(土)の日中は青空が広がり最高気温は30℃まで上昇しました。幸いにも路面コンディションへの雨の影響もありませんでした。
前日のプラクティスで着実にタイムを短縮し16番手につけたマリーニは、午前中のフリー走行でセットアップの確認を行い、15分間の予選Q1に挑みました。
予選Q2に進出するために2番手以内を目指したマリーニは、今大会自己ベストとなる1分29秒259をマークしましたがQ1のポジションは8番手。Q2進出を果たすことはできませんでしたが、2番手の選手との差はわずか0.624秒でした。
チームメートのミルも予選Q2進出を目指しましたが、1分29秒344のベストタイムで9番手。マリーニ同様、確実に前進していることを感じさせる走りでしたが、Q2進出には届きませんでした。しかし、Repsol Honda Teamの両選手の走りは、RC213Vの本来のパフォーマンス発揮に向けて進歩がみられるものでした。
迎えたスプリントでは、タイムが接近していることもあり序盤は大混戦となりました。その中でマリーニは、オープニングラップで18番グリッドから21番手へとポジションを落とします。その後、着実に周回を重ねましたが、14周のレースでは17番手までポジションを上げるのがやっとでした。しかし、レース中は1分30秒659をベストに1分31秒台前半で周回し、明日18日(日)に行われる決勝に向けて期待を感じさせる走りをみせました。
一方、19番グリッドから好スタートを切ったミルは、序盤の混戦の中でほかのライダーと接触してポジションを落とし、さらにトラックリミットの違反でロングラップのペナルティーを科されたことから、8周目に22番手までポジションを落としました。その後、追い上げたミルはマリーニに迫り、19位でチェッカーを受けました。ミルにとって残念な結果となりましたが、序盤と後半に1分30秒台で連続ラップを刻むなど、明日の決勝に向けて手応えのあるレースとなりました。
明日18日(日)は、現地時間14時に28周の決勝がスタートします。
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