ザルコがオーストリアGPスプリントで15位
8月17日(土)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第11戦オーストリアGPの予選とスプリントがレッドブル・リンクで行われ、CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコはHonda勢トップの15位でチェッカーを受けました。
前日16日(金)のプラクティスで14番手につけたザルコは、17日(土)の予選Q1で1分29秒165までタイムを短縮しましたが、予選Q2進出は果たせませんでした。しかし、ザルコの走りはRC213Vのパフォーマンスが確実に上がっていることを感じさせました。
17番グリッドから挑んだ14周のスプリントでは、レース前半でマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)と、後半はラウル・フェルナンデス(アプリリア)と接戦を繰り広げ、ザルコは15位でチェッカーを受けました。
目標とする予選Q2進出を果たせず、スプリントでもポイントを獲得することはできませんでしたが、明日18日(日)の決勝に向けて手応えのある走りとなりました。28周で争われる決勝は厳しい戦いになることが予想されますが、今季ベストを目指します。
IDEMITSU Honda LCRの中上貴晶はスプリントを16位で終えました。
前日のプラクティスでフロントのフィーリングに苦戦し22番手だった中上は、土曜日のフリー走行でフロントのセッティングを見直し、タイムを短縮することに成功しました。その後に行われた予選Q1では、今大会自己ベストとなる1分29秒612をマーク。セッションをこなすごとにペースを上げました。
迎えた14周のスプリントでは、好スタートを切りオープニングラップで17番手に浮上します。その後も中上は安定したペースで周回を重ね、16位でチェッカーを受けました。
今大会は新しい仕様のエンジンにトライしており、そのセットアップに多くの時間を割いています。中上はスプリントで、フロントにミディアム、リアにソフトを選択しました。日曜日の決勝ではタイヤの選択が難しくなりますが、スプリントで使用したリアのソフトも視野に入れ、今季ベストにチャレンジします。
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