Repsol Honda Teamのマリーニとミルが僅差でフィニッシュ
8月3日(土)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第10戦イギリスGPの予選とスプリントがシルバーストーン・サーキットで行われ、Repsol Honda Teamのルカ・マリーニが15位、チームメートのジョアン・ミルが16位でフィニッシュしました。
開幕前日の1日(木)は最高気温が30℃を超える暑さでしたが、2日(金)は24℃、3日(土)は20℃まで下がりました。予選・スプリントが行われた土曜日は朝方に小雨がぱらつき、午前中は厚い雲が空を覆っていましたが、次第に晴れ間が見え、青空の下で10周のスプリントが行われました。
前日のプラクティスで1分59秒644をマークしたマリーニは、予選Q1で1分59秒097までタイムを短縮し19番グリッドを獲得しました。プラクティス、予選とポジションは変わりませんでしたが、予選Q1ではトップとのタイム差を0.724秒まで縮め、着実に前進していることをアピールしました。
セッションをこなすごとにRC213Vのパフォーマンスを引き出し、自信を深めているマリーニ。19番グリッドから好スタートを切ったスプリントでは、オープニングラップで15番手に浮上します。レース前半は、大混戦の中でファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アウグスト・フェルナンデス(KTM)らを追撃。後半は、追い上げてきたヨハン・ザルコ(CASTROL Honda LCR)やチームメートのミルと接近戦を展開し、15位でフィニッシュしました。
前戦ドイツGPから引き続きHonda勢の中で積極的な走りをみせたマリーニは、今大会のスプリントでRC213Vへの適応をまた一歩進めることに成功しました。予選Q1ではクアルタラロと大接戦を繰り広げるなど、レースペースだけでなく、一回のアタックでも前進しています。
20番グリッドからスプリントのスタートを切ったミルは、マリーニを追撃。レース後半は、RC213Vに乗るザルコ、マリーニと接近戦で争いました。今大会もミルは、さまざまなセッティングにトライしながら、今後のアップグレードを視野に入れた取り組みを行っています。前日のプラクティスでは2分0秒台でしたが、予選Q1では1分59秒台までタイムを短縮。10周のスプリントではマリーニとともに2分0秒台前半のタイムで周回を重ね、16位でチェッカーを受けました。
グランプリ75周年を記念し、明日の決勝は1983年にフレディ・スペンサーが使用したNS500と同じカラーリングを施したRC213Vで出場します。Hondaはこれまでグランプリ最多の821勝、最高峰クラスでは313勝を挙げています。Repsol Honda Teamの両選手は、栄光のカラーリングとともに復活に向けてスタートを切ります。
20周で争われるイギリスGP決勝は、現地時間13時から行われる予定です。
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