ザルコがHonda勢トップの14位でフィニッシュ
8月4日(日)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第10戦イギリスGPがシルバーストーン・サーキットで20周の決勝を行い、CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコは14位、IDEMITSU Honda LCRの中上貴晶は15位となりました。
CASTROL Honda LCRは、グランプリ75周年を記念しRC213Vに60年代をほうふつとさせるカラーリングを施しました。グリーンを基調とした鮮やかな色彩は、スタート直後の大混戦の中でもすぐに見つけることができ、トップ10を目指すザルコの走りにファンの熱い視線が注がれました。
前日のスプリントでHonda勢トップの14位でフィニッシュしているザルコは、20周の決勝でも14位でフィニッシュ。2分0秒台のハイペースでスタートからゴールまで駆け抜けました。
残念だったのは3周目におかした小さなミスでした。このミスでザルコは14番手から17番手へとポジションダウンしましたが、粘り強い走りで、ビンテージカラーが施されたRC213Vを14位へと押し上げました。
まだまだ喜べるリザルトではありませんが、ザルコとクルーにとってはポジティブなレースとなりました。
IDEMITSU Honda LCRは、日本国旗の日の丸をイメージしたカラーリングをRC213Vに施し、決勝レースに挑みました。
プラクティス、予選、スプリントと苦戦が続いている中上は、20周で行われた決勝レースでも、厳しい走りを強いられました。最終的に16位でチェッカーを受けましたが、先着したルカ・マリーニ(Repsol Honda Team)が空気圧違反のペナルティーで16秒の加算となり、その結果、中上は15位へと繰り上がり、前戦ドイツGPから2戦連続のポイント獲得となりました。
今大会、Honda勢の4選手は、それぞれ異なる仕様にトライしました。中上は、ほかのHonda勢とは異なる方向性にトライを続け、それが結果として苦戦につながりましたが、マシン改善の方向性の手がかりとなるデータを収集しました。
シルバーストーンは中上が好きなサーキットです。それだけにフラストレーションのたまる結果でしたが、次戦オーストリアGPの舞台となるレッドブル・リンクでは、これまで積み上げてきたデータを活かす戦いに挑みます。
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