Race
MotoGP 2024
Round 10

ザルコがHonda勢トップの14位でフィニッシュ

gb Silverstone Circuit

8月4日(日)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第10戦イギリスGPがシルバーストーン・サーキットで20周の決勝を行い、CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコは14位、IDEMITSU Honda LCRの中上貴晶は15位となりました。

ザルコがHonda勢トップの14位でフィニッシュ

CASTROL Honda LCRは、グランプリ75周年を記念しRC213Vに60年代をほうふつとさせるカラーリングを施しました。グリーンを基調とした鮮やかな色彩は、スタート直後の大混戦の中でもすぐに見つけることができ、トップ10を目指すザルコの走りにファンの熱い視線が注がれました。

前日のスプリントでHonda勢トップの14位でフィニッシュしているザルコは、20周の決勝でも14位でフィニッシュ。2分0秒台のハイペースでスタートからゴールまで駆け抜けました。

残念だったのは3周目におかした小さなミスでした。このミスでザルコは14番手から17番手へとポジションダウンしましたが、粘り強い走りで、ビンテージカラーが施されたRC213Vを14位へと押し上げました。

まだまだ喜べるリザルトではありませんが、ザルコとクルーにとってはポジティブなレースとなりました。

IDEMITSU Honda LCRは、日本国旗の日の丸をイメージしたカラーリングをRC213Vに施し、決勝レースに挑みました。

プラクティス、予選、スプリントと苦戦が続いている中上は、20周で行われた決勝レースでも、厳しい走りを強いられました。最終的に16位でチェッカーを受けましたが、先着したルカ・マリーニ(Repsol Honda Team)が空気圧違反のペナルティーで16秒の加算となり、その結果、中上は15位へと繰り上がり、前戦ドイツGPから2戦連続のポイント獲得となりました。

今大会、Honda勢の4選手は、それぞれ異なる仕様にトライしました。中上は、ほかのHonda勢とは異なる方向性にトライを続け、それが結果として苦戦につながりましたが、マシン改善の方向性の手がかりとなるデータを収集しました。

シルバーストーンは中上が好きなサーキットです。それだけにフラストレーションのたまる結果でしたが、次戦オーストリアGPの舞台となるレッドブル・リンクでは、これまで積み上げてきたデータを活かす戦いに挑みます。


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Johann Zarco
Johann Zarco 5
CASTROL Honda LCR
序盤に小さなミスをおかし、後れてしまいました。その瞬間から最大限の力で走り続けました。ライバルたちをパスするのは簡単ではありませんでしたが、タイヤマネジメントに集中し、最後までプッシュできました。しかし、長いレースでした

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
今大会は厳しい走りが続きましたが、多くのデータを収集でき、結果的に改善の方向性を知る手がかりにもなっています。今大会は気温など連日コンディションが変わり、タイヤの選択など難しいレースでしたが、Honda勢全体としては一歩前進できた大会でした。次のレッドブル・リンクも引き続き、マシンのパフォーマンスを最大限活かせるように集中します


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