後半戦のスタートとなるイギリスGPでマリーニが一歩前進
8月2日(金)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第10戦イギリスGPのフリー走行とプラクティスがシルバーストーン・サーキットで行われ、Repsol Honda Teamのルカ・マリーニが19番手、チームメートのジョアン・ミルは21番手でプラクティスを終えました。明日3日(土)はQ1からの予選となりますが、両選手とも着実に前進していることを感じさせる一日でした。
グランプリ75周年を記念し、1983年にフレディ・スペンサーがタイトルを獲得したNS500にインスパイアされたRC213Vが、開幕前日に公開されました。このスペシャルカラーリングが登場するのは4日(日)の決勝となりますが、Repsol Honda Teamの両選手は、グランプリで最多勝利を誇るHondaの復活に向けて気持ちを新たにしました。
連日青空が広がるシルバーストーン。シーズン後半戦のスタートとなった2日(金)のフリー走行では、前戦ドイツGPで今季初ポイントを獲得し調子を上げているマリーニが、2分00秒711で20番手。午後のプラクティスでは、1分59秒644までタイムを短縮して19番手へとポジションを上げました。Honda勢トップのヨハン・ザルコ(CASTROL Honda LCR)と0.2秒差、チームメートのミルに0.6秒差をつける走りは、RC213Vへの適応に新たな一歩を踏み出したことを感じさせました。
マリーニの初日における課題は旋回性でした。明日3日(土)のフリー走行と予選、そしてスプリントで改善に取り組みます。
Repsol Honda Teamと契約更新を行い、心機一転、後半戦に挑んだミルは、フリー走行では2分1秒076で22番手、プラクティスでは2分00秒277までタイムを縮め21番手に。思うようにタイムを短縮できませんでしたが、コーナーの進入では力強い走りをみせ、フィーリングが向上していることを感じさせました。
2020年のMotoGPチャンピオンのミルは、ここ数戦さまざまなセッティングにトライしてきました。今大会も引き続き、改善に向けて最大限の情報を得ることに力を注ぎます。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/