マリーニがドイツGPで初ポイント獲得。ミルは18位で完走する
7月7日(日)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第9戦ドイツGPの決勝がザクセンリンクで行われました。前日のスプリントで15位だったルカ・マリーニ(Repsol Honda Team)が、日曜日の決勝レースでも15位でフィニッシュ。Repsol Honda Team入りしてから初のポイントを獲得しました。この数戦、自身の調子とRC213Vのパフォーマンスを引き出してきたマリーニですが、シーズン前半戦の締めくくりとなるドイツGPで、やっと結果につなげました。
ウイークを通じ、ハイペースで周回を刻んできたマリーニは、18番グリッドから決勝に挑みました。タイトなコーナーが連続するザクセンリンクでは、後方からのスタートは厳しい戦いを強いられます。それでもマリーニは粘り強い走りで着実にポジションを上げ、16位でチェッカーを受けました。レース後の車検で、14位でチェッカーを受けたアウグスト・フェルナンデス(KTM)が空気圧違反で16秒のペナルティーを科されたことから、マリーニは15位に繰り上がり、今季ベストリザルトでシーズン前半戦を締めくくりました。
決勝レースは30周という長丁場でした。スプリントのデータを活かし、レース戦略を見直したマリーニはスタートから中盤まで1分21秒台でラップを重ね、後半になっても1分22秒台をキープ。終盤はジャック・ミラー(KTM)、アウグスト・フェルナンデス、中上貴晶(IDEMITSU Honda LCR)、すぐ後ろにはヨハン・ザルコ(CASTROL Honda LCR)と、5人のし烈なバトルになりました。最終ラップにマリーニは、中上にオーバーテイクを許し15位から16位へとポジションを落としましたが、他者のペナルティーによりポイントを獲得。前戦オランダGPは不運のレースでしたが、今大会はこれまでの努力が報われるレースでした。
チームメートのミルは前日のスプリントに続き、決勝レースも力を尽くします。スプリントのデータを活かし、スタートから全力で挑みました。しかし、思うようにペースを上げられず19位に。そしてマリーニ同様、レース後に他者のペナルティーで18位に繰り上がりました。
今大会、ウイークを通じて厳しい走りを強いられたミルですが、マシンのセットアップで次のステップを模索する戦いでした。期待した結果は得られませんでしたが、チームと一緒にデータの検証を行い、シーズン後半戦の準備を進めました。
Repsol Honda Teamの両選手は、シーズン後半戦のスタートとなる第10戦イギリスGPから、再びマシンのパフォーマンスを引き出すための開発を続け、全力でレースに挑みます。
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