Race
MotoGP 2024
Round 9

マリーニがドイツGPで初ポイント獲得。ミルは18位で完走する

de Sachsenring

7月7日(日)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第9戦ドイツGPの決勝がザクセンリンクで行われました。前日のスプリントで15位だったルカ・マリーニ(Repsol Honda Team)が、日曜日の決勝レースでも15位でフィニッシュ。Repsol Honda Team入りしてから初のポイントを獲得しました。この数戦、自身の調子とRC213Vのパフォーマンスを引き出してきたマリーニですが、シーズン前半戦の締めくくりとなるドイツGPで、やっと結果につなげました。

マリーニがドイツGPで初ポイント獲得。ミルは18位で完走する

ウイークを通じ、ハイペースで周回を刻んできたマリーニは、18番グリッドから決勝に挑みました。タイトなコーナーが連続するザクセンリンクでは、後方からのスタートは厳しい戦いを強いられます。それでもマリーニは粘り強い走りで着実にポジションを上げ、16位でチェッカーを受けました。レース後の車検で、14位でチェッカーを受けたアウグスト・フェルナンデス(KTM)が空気圧違反で16秒のペナルティーを科されたことから、マリーニは15位に繰り上がり、今季ベストリザルトでシーズン前半戦を締めくくりました。

決勝レースは30周という長丁場でした。スプリントのデータを活かし、レース戦略を見直したマリーニはスタートから中盤まで1分21秒台でラップを重ね、後半になっても1分22秒台をキープ。終盤はジャック・ミラー(KTM)、アウグスト・フェルナンデス、中上貴晶(IDEMITSU Honda LCR)、すぐ後ろにはヨハン・ザルコ(CASTROL Honda LCR)と、5人のし烈なバトルになりました。最終ラップにマリーニは、中上にオーバーテイクを許し15位から16位へとポジションを落としましたが、他者のペナルティーによりポイントを獲得。前戦オランダGPは不運のレースでしたが、今大会はこれまでの努力が報われるレースでした。

チームメートのミルは前日のスプリントに続き、決勝レースも力を尽くします。スプリントのデータを活かし、スタートから全力で挑みました。しかし、思うようにペースを上げられず19位に。そしてマリーニ同様、レース後に他者のペナルティーで18位に繰り上がりました。

今大会、ウイークを通じて厳しい走りを強いられたミルですが、マシンのセットアップで次のステップを模索する戦いでした。期待した結果は得られませんでしたが、チームと一緒にデータの検証を行い、シーズン後半戦の準備を進めました。

Repsol Honda Teamの両選手は、シーズン後半戦のスタートとなる第10戦イギリスGPから、再びマシンのパフォーマンスを引き出すための開発を続け、全力でレースに挑みます。


HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/


Luca Marini
Luca Marini 10
Repsol Honda Team
シーズン前半戦が終わりましたが、全体的には、これまで成し遂げてきたことに満足しています。正直、これほど苦戦するとは思いませんでしたが、今は状況が好転し始めています。開幕戦からの努力が報われてきていると思うので、サマーブレイク明けの後半戦でなにが起こるかを見てみたいです。トップのライダーとのタイム差も、これまでと比べるとよかったと思います。コースレイアウトも関係していますが、マシンの改善が進んでいることを感じました。Hondaは、全員が同じ方向に向かって頑張っています。サマーブレイクを終えたら、引き続き頑張っていきたいです

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
なにが起こったのかを理解し、今後それをどう回避するかを考えなければなりません。今大会も自分のポテンシャルをフルに発揮することができず、ほかのHondaライダーより苦戦してしまいました。長くて厳しくて、そして多くのことを学ばなければなりませんでした。チームと私はすでに今日のデータをチェックしました。これから先、なにを変えていけばいいのかということについて、いくつかアイディアもあるので、これからも努力と挑戦を続けていきます。より強くなって、シルバーストーンに戻ってくることを目指します 

Stefan Bradl
Stefan Bradl 6
HRC Test Team
ザクセンリンクのレースはいつも楽しく、今大会もファンのサポートに感謝しています。コース上はもちろんのこと、パドックやイベントでも、常にファンのサポートを感じました。ここで学んだことを活かし、テストチームと協力してマシン開発を続けていきます。今大会は、自分たちのマシンだけでなく、ライバル勢のマシンを理解することも大いに役立ちました


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

レポート公開日
戻る