中上が14位で今季5回目のポイント獲得
7月7日(日)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第9戦ドイツGPの決勝がザクセンリンクで行われました。
予選17番手から決勝に挑んだIDEMITSU Honda LCRの中上貴晶は15位でフィニッシュしますが、レース後、14位で先着したアウグスト・フェルナンデス(KTM)がタイヤの空気圧違反で16秒のタイム加算のペナルティーが科せられたため、中上は14位に繰り上がり2ポイントを獲得しました。これで中上は、3戦ぶり今季5回目のポイント獲得となりました。
前日のスプリントで思うようにペースを上げられず、18位に終わった中上は、決勝レースもスプリントと同じタイヤを選択。フロントにハード、リアにミディアムを装着してスタートしました。
タイトなコーナーが連続するザクセンリンクは今大会も混戦になりました。中上は、ジャック・ミラー(KTM)、アウグスト・フェルナンデス(KTM)、ルカ・マリーニ(Repsol Honda Team)、チームメートのヨハン・ザルコ(CASTROL Honda LCR)と13位争いのグループを形成。厳しい戦いとなりましたが、中上は最終ラップにマリーニを抜き、Honda勢トップの15位でチェッカーを受けました。その後、ポジションが繰り上がり、マリーニも15位でポイントを獲得しています。
ザルコは17位でフィニッシュしました。前日のスプリントで17位に終わったザルコは、スプリントと同じタイヤ選択で決勝レースに挑みました。しかし、19番グリッドからのスタートは、タイトなコーナーが連続するザクセンリンクではさすがに厳しく、期待したようにポジションを上げることができませんでした。
スタートからゴールまで激しいバトルが繰り広げられ、ザルコのペースは安定せず、1分21秒台から22秒台でラップを重ねました。ライバルたちよりペースはよくても、抜くだけの速さがなくフラストレーションをためてしまいます。しかし、粘り強い走りでミスもなく、最後まで走りきりました。
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