ミル、スプリントでHonda勢トップの14位でフィニッシュ
6月29日(土)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第8戦オランダGPの予選とスプリントがTTサーキット・アッセンで行われ、Repsol Honda Teamのジョアン・ミルが14位でフィニッシュしました。チームメートのルカ・マリーニは4周を終えた時点でリタイアとなりました。
Q1からの予選となったミルは、13台が出場し15分間で行われたセッションで10番手となり、20番グリッドが確定しました。このセッションでミルは、前日に行われたプラクティスのベストタイムを0.858秒短縮する1分32秒497をマーク。プラクティスから2つポジションを上げて13周のスプリントに挑みました。
好スタートを切ったミルは、オープニングラップで2つポジションを上げて18番手。2周目には17番手となり、アレックス・リンス(ヤマハ)を追撃します。9周目にリンスが転倒・再スタートしたことで16番手へ。その後、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、アウグスト・フェルナンデス(KTM)をかわし14番手へと浮上。終盤はポジションをキープし、14位でチェッカーを受けました。
スプリントにおいてポイントを獲得できるのは9位の選手までのため、残念ながらポイントを得ることはできませんでした。しかし、1分33秒台のラップで着実にポジションを上げた走りは、マシンのセットアップが一歩進んだことを感じさせるものでした。明日30日(日)の決勝レースでは、スプリントを含め今季6度目のポイント獲得を目指します。
チームメートのマリーニは、21番グリッドからスプリントに挑みましたが、オープニングラップからペースを上げられず4周を終えた時点でリタイアしました。予選ではチームメートのミルに0.130秒差まで迫る走りで21番手。この数戦、確実にマシンのパフォーマンスを引き出しているマリーニは、スプリントでさらに前進しようと意気込んでいただけに、残念な結果でした。チームはトラブルの原因を追究し、明日の決勝に向けて準備を進めています。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/