Sprint
MotoGP 2024
Round 8

ザルコ、オランダGPのスプリントで16位

nl TT Circuit Assen

6月29日(土)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第8戦オランダGPの予選とスプリントがTTサーキット・アッセンで行われ、CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコは16位でフィニッシュしました。

ザルコ、オランダGPのスプリントで16位

スプリントを19番グリッドからスタートしたフランス人ライダーのザルコは、オープニングラップで21番手へとポジションを落としますが、その後、転倒者が出たことなどによりポジションを上げます。終盤にはラウル・フェルナンデス(アプリリア)をかわし、16位でチェッカーを受けました。

明日30日(日)の決勝に向けて、ほとんどのライダーがリアにソフトタイヤを選択しましたが、ザルコはあえてミディアムにトライしました。その結果、多くのライダーが抱えていた振動(チャタリング)の問題を改善することができました。スプリントで収集したデータを活かし、26周の決勝に挑みます。

IDEMITSU Honda LCRの中上貴晶は、スプリントを18位で終えました。

23番グリッドからレースに挑んだ中上は、昨日から抱えている高速コーナーでスピードを上げられないという問題に苦しみ、ペースを上げることができませんでした。前日のフリー走行とプラクティスは気温20℃。この日は25℃まで上昇して路面温度も上がったことで、中上はさらに厳しい走りを強いられました。

昨年の大会のスプリントは1分32秒台でしたが、この日は1分33秒台がやっとでした。オランダGPの舞台となるアッセンは、中高速コーナーを得意とする中上にとって相性のいいサーキットの一つ。厳しい状況が続いていますが、26周の長丁場となる日曜日の決勝で今季5回目のポイント獲得とベストリザルトに挑みます。


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Johann Zarco
Johann Zarco 5
CASTROL Honda LCR
スプリントではリアにミディアムタイヤを使いましたが、とてもいい決断だったと思います。今日は全員がリアにソフトを選択していましたが、昨日の走行でミディアムにトライした時に、みんなが訴えていたチャタリングの問題を回避できたため、それをスプリントで確認しました。全体的にはまずまずのペースをキープすることができたので、明日の決勝に向けてミディアムはいい選択になると思います。私たちはあきらめません。チャレンジを続けていきます 

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
厳しいレースになることは予想していました。昨日より気温と路面温度が上がり、そのためフロントの切れ込みもあって、思うようなペースで走ることができませんでした。今日はフリー走行で車体のバランスを変更しましたが、あまりよくなかったので予選とスプリントはこれまでの状態に戻しました。明日は、引き続き中高速コーナーでの安定性を引き出すことに取り組み、ポイント獲得を目指します


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