ザルコ、オランダGPのスプリントで16位
6月29日(土)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第8戦オランダGPの予選とスプリントがTTサーキット・アッセンで行われ、CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコは16位でフィニッシュしました。
スプリントを19番グリッドからスタートしたフランス人ライダーのザルコは、オープニングラップで21番手へとポジションを落としますが、その後、転倒者が出たことなどによりポジションを上げます。終盤にはラウル・フェルナンデス(アプリリア)をかわし、16位でチェッカーを受けました。
明日30日(日)の決勝に向けて、ほとんどのライダーがリアにソフトタイヤを選択しましたが、ザルコはあえてミディアムにトライしました。その結果、多くのライダーが抱えていた振動(チャタリング)の問題を改善することができました。スプリントで収集したデータを活かし、26周の決勝に挑みます。
IDEMITSU Honda LCRの中上貴晶は、スプリントを18位で終えました。
23番グリッドからレースに挑んだ中上は、昨日から抱えている高速コーナーでスピードを上げられないという問題に苦しみ、ペースを上げることができませんでした。前日のフリー走行とプラクティスは気温20℃。この日は25℃まで上昇して路面温度も上がったことで、中上はさらに厳しい走りを強いられました。
昨年の大会のスプリントは1分32秒台でしたが、この日は1分33秒台がやっとでした。オランダGPの舞台となるアッセンは、中高速コーナーを得意とする中上にとって相性のいいサーキットの一つ。厳しい状況が続いていますが、26周の長丁場となる日曜日の決勝で今季5回目のポイント獲得とベストリザルトに挑みます。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/