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MotoGP 2024
Round 7

Repsol Honda Teamが連戦となるイタリアGPに挑む

it Autodromo Internazionale del Mugello

ロードレース世界選手権(MotoGP)第7戦イタリアGPが5月31日(金)から6月2日(日)までの3日間、ムジェロ・サーキットで開催されます。前戦カタルニアGPからの2週連続の開催となり、テストとレースが続くハードスケジュールの中、Repsol Honda Teamのジョアン・ミルとルカ・マリーニは今季ベストを目指します。

Repsol Honda Teamが連戦となるイタリアGPに挑む

カタルニアGPを終えたRepsol Honda Teamはバルセロナから約1,000km移動し、フィレンツェ近郊に位置するムジェロに到着しました。

ムジェロは全長5.245kmで、グランプリが開催されるサーキットの中ではフィリップアイランド・サーキット(オーストラリア)に次いで平均速度の高いコースです。下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートにかけて繰り広げられる超高速バトルは、このサーキット最大の見どころになっています。

ムジェロで初めてイタリアGPが開催されたのは1976年。以降、イモラ、モンツァなど、複数のサーキットで開催されてきましたが、91年に全面改修が行われた後はムジェロが同GPの舞台として定着しました。最終コーナーから駆け下りるストレートと、高速で流れるようなレイアウトのサーキットは、チームにとってもライダーにとっても、データを収集し、将来へ向けて取り組むことができる絶好の場所です。

地元のヒーローであるマリーニは、ファンの声援の後押しを受けて今季ベストを目指します。Honda RC213Vのアップグレードにともなってフィーリングを向上させており、前戦カタルニアGPでは初日から好調ぶりをみせ、ほかのHondaライダーたちとの差を詰めてきています。

チームメートのミルは、前戦カタルニアGPで厳しい走りを強いられました。それでもHonda勢のトップ争いに加わり、今季4回目のポイントを獲得。ムジェロでは本来のペースを取り戻し、さらに上位を目指します。過去のイタリアGPでは、21年の大会で3位の好成績を収めています。

○サーキット情報

フィレンツェ近郊、トスカーナの美しい田園地帯に位置するムジェロ・サーキットは、優れた設備を備えたモダンなサーキットです。パッシングポイントが多く、目まぐるしい戦いが繰り広げられ、選手からも観客からも評価の高いサーキットになっています。

ムジェロで初めてグランプリが開催されたのは1976年。その後、91年に全面改修が行われ、同年はサンマリノGP、92年はイタリアGP、そして93年は再びサンマリノGPとして開催され、94年からはイタリアGPの舞台として定着。コロナ禍の2020年は大会が中止されましたが、ムジェロでは91年以降、33回目のグランプリ開催となります。


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Luca Marini
Luca Marini 10
Repsol Honda Team
ホームGPはいつもすばらしいものです。今年はHondaのファクトリーライダーとしてホームGPに行けることに興奮しています。イタリアのファンのサポートの中で、一緒に週末を楽しみたいです。先週のバルセロナでは進歩を遂げることができました。フランスGPの後、ムジェロでプライベートテストを行ったので、このテストで得た成果を活かし、さらに前進できると確信しています。レースをこなすごとにセットアップを進め、フィーリングを改善することがとても重要です。ムジェロではマシンについて多くを学ぶことができるので、今大会と大会後のテストはとても有意義なものになると思っています 

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
今大会とその後のテストが終わると、次戦まで少し休みがあります。バルセロナでは思うような走りができなかったので、今大会で最大限のパフォーマンスを引き出してばん回したいです。チームとHRCは、マシンの改善と開発に懸命に取り組んでいます。フランスGP後のテストでいくつかのアイディアを得ているので、このまま走り続けて、ライディングを楽しみたいです