ホームGPでミルはポイントを獲得。マリーニは惜しくも初ポイント獲得を果たせず
5月26日(日)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第6戦カタルニアGPの決勝がバルセロナーカタルニア・サーキットで行われました。ホームGPということもあり、闘志を燃やすジョアン・ミル(Repsol Honda Team)は15位でポイントを獲得。チームメートのルカ・マリーニはHonda勢のし烈な戦いに加わりましたが、わずかな差で17位に終わり、惜しくもポイント獲得は次戦以降に持ち越されました。
前日のスプリントよりも気温が上がり、路面温度も高くなった決勝レースは、予想通りタイヤに厳しい戦いとなりました。予選21番手のミルはオープニングラップ21番手から、中上貴晶(IDEMITSU Honda LCR)、ヨハン・ザルコ(CASTROL Honda LCR)、そしてチームメートのマリーニを追撃。レース中盤には、マリーニとチームメート同士の激しいバトルとなりました。
その後、マリーニをかわしたミルは、レース終盤にはアレックス・リンス(ヤマハ)をパス。さらに中上と15番手争いを繰り広げました。最終的にポイント獲得圏外の16位でチェッカーを受けましたが、先着したエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)がペナルティーで降格。そのため、15位にポジションを上げることができ、今季4回目のポイント獲得を果たしました。ホームGPを迎えたミルにとっては、期待したような結果ではありませんでしたが、一歩前進したことを感じさせるレースでした。
チームメートのマリーニは、予選22番手から好スタートを切ると、Honda勢のグループの中でし烈なバトルを繰り広げました。中盤にはザルコとのバトルで、ともにオーバーランを喫し中上とミルに後れましたが、この数戦の中では最も手応えのある走りとなりました。
連戦となるイタリアGPは、マリーニにとってホームGPとなります。カタルニアGPの前に行ったテストは一歩前進が感じられる内容だったので、次戦イタリアGPでは、今季初ポイント獲得に挑みます。
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