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MotoGP 2024
Round 6

Repsol Honda Teamはバルセロナでさらなる前進を目指す

es-ct Circuit de Barcelona-Catalunya

ロードレース世界選手権(MotoGP)第6戦カタルニアGPが5月24日(金)から26日(日)までの3日間、スペイン・バルセロナ郊外のバルセロナーカタルニア・サーキット(以下カタルニア・サーキット)で開催されます。Repsol Honda Teamのジョアン・ミルとルカ・マリーニは、今大会に向けてしっかりと準備を進めてきました。

Repsol Honda Teamはバルセロナでさらなる前進を目指す

ファンにもライダーにも人気のカタルニア・サーキットでは、これまで多くの名勝負が生まれました。全長4.657kmのコースは、安全性を高める目的で過去に何度もレイアウトが変更されています。

今大会をホームGPとして迎えるミルは、ヘレスで行われた第4戦スペインGP、ル・マンで開催された第5戦フランスGPと、ヨーロッパラウンドに入って力強い成長を遂げてきました。スペインGPではスプリントと決勝の両方でポイントを獲得。フランスGPは両レースともに転倒しましたが、一歩前進の走りをみせました。昨年のカタルニアGPではポイントを獲得できず、厳しい戦いを強いられたミルですが、今年はスペインGPに続く、両レースでのポイント獲得に挑みます。

チームメートのマリーニはまだポイントを獲得できていません。しかし毎戦データを収集し、マシンの改善に大きく貢献。カタルニアGPでは上位陣との差を縮めるべく、さらなる向上を図ります。新品タイヤでのアタックが課題となっていますが、予選では今季ベストグリッドを目指し、決勝でのポイント獲得に臨みます。

○サーキット情報

カタルニア・サーキットの建設は、ヨーロッパで最も美しい都市の一つであるバルセロナに最先端のサーキットを作ることを目的に、1989年にカタルニア自治政府、モンメロ町議会、カタルニア王立自動車クラブ(RACC)による合同プロジェクトからスタートしました。91年9月にサーキットが完成し、この年にF1スペインGPを開催。翌92年にはロードレース世界選手権(WGP)が初開催され、95年までの4年間はヨーロッパGPの舞台となりました。96年からはカタルニアGPと名前を変えて定着し、今年で29回目を迎えます。

このサーキットでHondaは、95年のヨーロッパGPでアレックス・クリビーレが優勝。カタルニアGPになってからは、カルロス・チェカ、ミック・ドゥーハン、バレンティーノ・ロッシ、ダニ・ペドロサ、ケーシー・ストーナー、マルク・マルケスによって通算10勝を挙げています。

カタルニア・サーキットでは、何度かレイアウトの変更が施されてきました。初めてヨーロッパGPが開催された92年は全長4.747kmでしたが、95年に4.727kmになり、このレイアウトは2015年まで続きます。16年の大会では事故があり、大会中に急きょF1コースのシケインを通る4.655kmのレイアウトに変更。18年には安全性を高める改修工事が行われ、シケインを使用しない4.627kmへ。21年には第10コーナーのヘアピンのレイアウトが変更され、現在に至るまで4.657kmのコースが使用されています。


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Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
ホームGPを迎え、地元ファンの前で走れることにとても興奮しています。ライダーにとってレースウイークはいつも忙しいものですが、どんなことがあっても楽しんでもらえるようなレースにしたいです。フランスGPはスプリント、決勝ともに望んでいた結果ではありませんでしたが、ここ2戦は進歩を遂げています。今大会もこの流れをキープし、最大限のパフォーマンスを引き出したいです。ファンのためにいいレースをして、いい週末にしたいです

Luca Marini
Luca Marini 10
Repsol Honda Team
我々は常に改善のために努力していて、今大会も集中しなければなりません。とにかく、セッションごとに可能な限り多くの情報を集め、発見したことを活かしていきたいです。どんなレースができるのか楽しみにしています。目標は、チームメートに少しでも近づくことです

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