ザルコが着実にタイムを短縮し19番手でフィニッシュ
5月24日(金)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第6戦カタルニアGPのフリー走行とプラクティスがバルセロナーカタルニア・サーキットで行われました。CASTROL Honda LCRのヨハン・ザルコは、この日の午前中に行われたフリー走行からタイムを縮め、午後のプラクティスを19番手で終えました。ザルコとチームにとっては、一歩前進するポジティブな一日となりました。
フリー走行はトップから1秒差に16台が連なる接戦となりました。ザルコはその中で、トップから0.843秒差の13番手。そして、気温と路面温度が上がった午後のプラクティスでは、トップから1秒差に19台という大接戦の中でフリー走行から0.864秒タイムを短縮し、1分39秒558をマークしました。19番手でフィニッシュし、フリー走行からポジションは落としたものの、Honda勢では唯一トップから1秒差に入る好走でした。
この日は、新しいエアロパーツなどに取り組み、いくつかポジティブなポイントを発見しました。25日(土)のフリー走行ではさらにセットアップを進め、予選Q1とスプリントに挑みます。
IDEMITSU Honda LCRの中上貴晶は、ザルコに続きプラクティスを20番手で終えました。
フリー走行では1分40秒692をマークして20番手。トップから16番手までの接戦には加われませんでしたが、1秒差までわずか0.113秒でした。午後のプラクティスは気温と路面温度が上がり、リアのグリップ不足に苦しみましたが、1分40秒028とタイムを短縮しました。フリー走行同様の接戦になったため中上のポジションは20番手から変わらず、トップとのタイム差が1.466秒に開く厳しいセッションでした。
2023年の大会でもリアのグリップ不足に苦戦した中上。今年も依然として厳しい戦いとなっていますが、昨年よりタイムを短縮しマシンの改善を確認できたことはポジティブでした。明日午前中に行われる2回目のフリー走行では、路面コンディションの変化に対応するセットアップにトライします。
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