Repsol Honda Teamは引き続きマシンの改善に取り組む
5月12日(日)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第5戦フランスGPの決勝がル・マン・サーキットにて行われました。ルカ・マリーニ(Repsol Honda Team)は前日のスプリントと同様に粘り強い走りをみせ、無事に完走を果たしました。一方、チームメートのジョアン・ミルは転倒リタイア。これでミルは前日のスプリントに続き、決勝でもチェッカーを受けられませんでした。しかし、レース中はトップ10に匹敵するペースで走行するなど、マシンの改善が着実に進んでいることを証明しました。
3日間でおよそ30万人という記録的な観客が見守ったフランスGP。決勝当日はやや雲が多く、夕方にかけて雨の予報が出るなど不安な要素もあったものの、27周にもわたる決勝レース中はなんとか天気が持ちこたえました。
マリーニは、スプリントから引き続きRC213Vの改善と自身のライディングに集中しました。21番グリッドから好スタートを切ると、ほかのHonda勢に交じって周回を重ね、ポイント獲得まであと一歩の16位でフィニッシュ。この日のマリーニはほかのHondaライダーと一緒に走れたことで、さらなる改善の余地を見いだしました。
土曜日のスプリントを転倒リタイアで終わっているミルは、序盤から気迫に満ちた走りをみせ、1分32秒台前半のタイムでHonda勢をリードしました。そしてトップ10圏内を争うべく快調にラップを重ねますが、15周目に転倒を喫してリタイア。完走こそ果たせませんでしたが、ミルは、自身とRC213Vのレースペースがライバルたちにも通用する手応えを実感し、チームとともにこの週末に成し遂げた進歩に満足してフランスを後にしました。
今大会を終えたRepsol Honda Teamは、イタリアのムジェロでプライベートテストを実施。ミルとマリーニが参加し、バルセロナで開催される第6戦カタルニアGPに向けて準備を進めます。
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