予選とスプリントが行われたこの日は、前夜から降り続いた雨の影響で不安定なコンディションでした。そのため午前中のフリー走行はウエットコンディションで、その後に行われた予選Q1も徐々に路面が乾いていく難しいコンディションとなりました。この予選でミルは20番グリッド、マリーニは22番グリッドを獲得しました。
スプリントは現地時間15時から行われ、ミルはレース序盤から力強い走りを披露。好スタートを切るとオープニングラップで18番手に浮上しました。
スプリントがスタートしたころには青空が広がっていましたが、コース上は至るところにウエットパッチが残る難しいコンディションでした。そのため転倒するライダーが多く、周回を重ねるごとにミルはポジションを上げ、レース終盤には9番手になりました。しかし、元チームメートのマルク・マルケス(ドゥカティ)と接触。11番手へとポジションを落としますが、最終的に10位でチェッカーを受けました。レース後の車検で5選手にタイヤプレッシャー違反が判明し、それぞれ8秒のペナルティーを科されたことで、ミルは9位に繰り上がりポイントを獲得しています。
チームメートのマリーニは、好調なスタートを切りオープニングラップ16番手へとポジションを上げました。このポジションをキープしたまま8周目には12番手に浮上しますが、最終ラップの10周目に転倒し、リタイアに終わりました。幸いにもこの転倒でケガはありませんでした。
25周で行われる翌28日(日)の決勝レースは、ドライコンディションが予想されています。Repsol Honda Teamの両ライダーは、さらに上位を目指します。