マリーニがスプリントで17位完走。マシン開発に重要なデータを蓄積
4月13日(土)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第3戦アメリカズGPの予選とスプリントがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われました。
スプリントでは、ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)がほかマシンと接触し転倒リタイア。そのほかにも転倒者が相次ぐ厳しい戦いとなりましたが、チームメートのルカ・マリーニは粘り強い走りをみせ、17位で完走しました。Repsol Honda Teamにとってはノーポイントという厳しい結果ですが、日曜日の決勝では完走はもちろん、ポイント獲得に挑みます。
午前中に行われた2回目のフリー走行でミルとマリーニは、一晩かけて変更が施されたRC213Vで走行しました。ミルは前日のプラクティスと同じ2分3秒台、マリーニは方向性を見極めるためのセッティングで2分4秒台へとタイムを落としましたが、その後に行われた予選Q1では両選手ともに前日のベストタイムを更新。ミルは2分2秒台へとタイムを上げ、マリーニも2分3秒台前半へとペースを上げました。
15時からのスプリントでは、マリーニが22番グリッドからスタートし、2分4秒272をベストに、想定していたタイムより遅い2分4秒台でラップを刻みました。その要因はこれまで未経験のチャタリングと格闘したためです。マシンのパフォーマンスを活かせなかったマリーニですが、日曜日の決勝レースに向けてできるだけ多くのデータを収集するために、最後まで粘り強く走り抜き17位で完走しました。この走りから得たデータを活用し、明日の決勝は新しいセットアップで挑みます。
チームメートのミルは20番グリッドから好スタートを切りましたが、レース序盤にほかのライダーと接触し、その際に空力パーツやフェアリングに大きなダメージを受けました。その損傷はハンドリングに大きく影響し、4周目に転倒を喫してリタイア。幸いにもミルにケガはありませんでした。
厳しい結果に終わったRepsol Honda Teamの両ライダーですが、日曜日の14時に20周で行われる決勝レースに向けて、改善のため全力を尽くします。
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