ミルが予選の遅れをばん回し、12位でフィニッシュ
3月24日(日)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第2戦ポルトガルGPの決勝がアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われました。後方から粘り強く追い上げたジョアン・ミル(Repsol Honda Team)が12位でフィニッシュし、開幕戦カタールGPに続き、ポイントを獲得しました。
第2戦ポルトガルGPは、Repsol Honda Teamにとって大きな手応えを感じ取るレースとなりました。20番グリッドから好スタートを切ったミルは、オープニングラップに他者と激しく接触して遅れましたが、レース後半に入ると次第にペースを上げ、トップ10と同じ1分39秒台でラップを刻み、その勢いをキープ。カタールGPの13位に続き、12位でチェッカーを受けました。
今大会は、初日にマシンの安定性に課題を抱えましたが、決勝に向けて着実にマシンのセットアップを進めました。それと同時に、改善点も明確になってきたことを感じさせるレースでした。ミルは、金曜日の課題をチームとともに克服したことに満足し、ポルトガルを後にしました。
チームメートのルカ・マリーニは、22番グリッドから好スタートを切ると序盤は18番手までポジションを上げました。その後も、自分のペースをキープして25周を走りきり、最終的に17位でチェッカーを受けました。今大会は、金曜日、土曜日とマシンのセットアップに苦しみましたが、決勝ではセットアップもよくなり、確実に前進したことを感じさせるレースでした。
次戦は、4月12日(金)から14日(日)に、米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで第3戦アメリカズGPが開催されます。昨年の大会では、LCR Honda CASTROLから出場したアレックス・リンス(現ヤマハ)がRC213Vで優勝し、マリーニがドゥカティでMotoGP初表彰台を獲得しました。
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