Sprint
MotoGP 2024
Round 1

開幕戦カタールGPのスプリントで、ミルがHonda勢トップでフィニッシュ

qa Lusail International Circuit

3月9日(土)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第1戦カタールGPの予選およびスプリントがルサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。Repsol Honda Teamのジョアン・ミルとルカ・マリーニは、今年最初のレースとなったカタールGPのスプリントに挑み、ミルはHonda勢トップの15位でフィニッシュ、マリーニは自分のペースを活かせず厳しいレースを強いられました。

開幕戦カタールGPのスプリントで、ミルがHonda勢トップでフィニッシュ

前日金曜日の夕方に降った雨の影響で、予選Q1・Q2の振り分けを行う「プラクティス」が土曜日に行われることになりました。そのためこの日はプラクティスを終えて、すぐに予選が行われるというハードスケジュールとなりました。その状況の中でミルは、プラクティスではトップから1.213秒差の17番手。Q1からスタートした予選ではプラクティスのベストタイムを約0.3秒短縮する1分52秒026をマークして17番グリッドを獲得し、11周のスプリントに挑みました。 

まずまずのスタートを切ったミルですが、序盤はペースを上げられず苦戦。しかし、レース後半は安定したラップタイムを刻んで上位陣を追撃。最終ラップにヨハン・ザルコ(CASTROL Honda LCR)をパスして15位でチェッカーを受けました。 

スプリントでポイントを獲得できるのは9位までとなっており、残念ながらポイントを得ることはできませんでしたが、翌日曜日に22周で行われる決勝レースでは、RC213Vのポテンシャルを発揮することを目標にします。 

チームメートのマリーニにとってこの日は厳しい一日となりました。しかし、粘り強い走りをみせ、Repsol Honda Teamで初めて挑むスプリントを21位でフィニッシュしました。プラクティスでは、セッション序盤に今季初の転倒を喫して22番手。予選Q1では1分52秒952をマークし、21番グリッドからスプリントに挑むことになりました。 

マリーニは、この日のすべてのセッション、そしてスプリントで思うようにペースを上げることができませんでした。それでも粘り強い走りを続け、RC213Vの理解に努めました。戦いを終えたマリーニは、ガレージに戻るとすぐにチームとミーティングを行い、決勝レースに向けてどこを改善すべきかを話し合いました。 

ウインターテストから確実にペースを上げてきたマリーニにとっては、実に不可解で、フラストレーションのたまる一日となりました。それはRepsol Honda Teamのエンジニアたちにとっても同じです。解決に全力を尽くし、決勝では本来のパフォーマンスを取り戻すことが最大の目標となります。


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Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
レース終盤は1分53秒台のペースで走り、第2グループに追いつくことができました。とてもよかったです。オーバーテイクもできました。また、いいフィーリングでレースを終えることができたのは、大きな収穫でした。確かに15位という順位は喜べませんが、フィーリングはとても良好でした。スタートから5周目まで、どうしてなのか分かりませんが、ペースを上げることができませんでした。しかし、その後は自分のペースを取り戻しました。その原因をチェックしなければなりません。明日はトップ10を目指し、そこにとどまることが目標になります。それが達成できれば、自分たちの力を発揮するチャンスが訪れると思います 

Luca Marini
Luca Marini 10
Repsol Honda Team
正直言って、奇妙な一日でした。なぜなら、自分もチームも、なにが起きたのか分からなかったからです。開幕前のテストでも、そして今大会でも、僕はほかのHondaライダーたちとほとんど同じように走れていました。それが今日は、彼らから大きく遅れてしまいました。まずはその理由を理解しなければなりません。ブレーキングはとてもよかったのですが、ほかの部分は改善する必要があります。このような経験は初めてでしたが、まだ始まったばかりです。これからいい結果を得ることができると信じています 



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