13番グリッドから決勝に挑んだザルコは、序盤こそややポジションを落としますが、すぐにポジションを回復。21周のレースでRC213Vのパフォーマンスを引き出しました。今大会トップ10内を視野に入れていたザルコは、5台前後に膨らんだグループの中で厳しいバトルを繰り広げ、最終的にHonda勢最上位の12位でフィニッシュ。次戦ポルトガルGPに向けて期待が膨らむレースとなりました。

19番グリッドからスタートした中上は、ポイント獲得を目指しましたが、思うようにペースを上げることができず、前日のスプリントと同じ19位でレースを終えました。スプリントから決勝レースに向けて、セッティングを開幕前テストの状態に戻した結果、前日のスプリントより連続周回のタイムは向上しましたが、テストでマークしたベストタイム、そして連続ラップには届きませんでした。
今大会はフリー走行、プラクティス、そしてスプリント、決勝とセットアップが決まらず、中上にとって不完全燃焼の大会となりました。次戦ポルトガルGPでは問題点を解明し、前進を目指します。

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