砂漠を襲った珍しい天候の中で、Repsol Honda Teamはセットアップに挑む
3月8日(金)、ロードレース世界選手権(MotoGP)第1戦カタールGPのフリー走行がルサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。今大会は、夕方に降った雨の影響でレーススケジュールが変更されました。本来、金曜日2回目の走行は、予選Q1・Q2の振り分けを行う「プラクティス」でしたが、降雨のためフリー走行に変更。翌土曜日に行われる予定だった2回目のフリー走行がプラクティスへと変更になりました。
1回目のフリー走行はドライコンディション、ナイトセッションで行われた2回目はウエットコンディションでした。そのため1回目の走行がベストタイムとなり、Repsol Honda Teamのジョアン・ミルは16番手、ルカ・マリーニは17番手と、接戦の中でポジティブな一日となりました。
1回目の走行は、現地時間15時45分から45分間行われ、Repsol Honda Teamで2年目のシーズンのスタートを切ったミルは、このセッションで1分53秒435のベストタイムをマーク。トップから0.811秒差で最初のセッションを終えました。
Repsol Honda Teamでのデビュー戦となったマリーニは、好調なスタートに驚きを隠せませんでした。RC213Vで初めて挑む公式セッションでチームメートのミルから、わずか0.173秒差。新しいマシンに着実に順応していることを感じさせました。
20時10分から1時間行われた2回目のセッションは、MotoGPクラスの前に行われたMoto2クラスのセッション中に、一時強く降った雨のためにフルウエットになりました。ルサイル・インターナショナル・サーキットで本格的な雨が降るのは珍しく、加えてナイトセッションというライダーにとってはとても難しいコンディション。そのため、本来「プラクティス」だったセッションは、フリー走行とすることが決まりました。
この結果を受けて、ライダーたちは、サーキットのウエットコンディションを確認しながらじっくりと周回を重ねることになり、ミルは2分8秒327のベストタイムで11番手、マリーニはコンマ8秒遅れの16番手で2回目の走行を終えました。
予選Q1・Q2の振り分けを行うプラクティスは、土曜日13時40分(現地時間)から行われ、休む間もなく予選が行われます。そして19時には、11周で競われるエキサイティングなスプリントレースのスタートが切られます。
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