ミルとマリーニ、開幕戦カタールGPを見据えて着実にメニューを消化
Repsol Honda Teamのジョアン・ミルとルカ・マリーニは、開幕戦カタールGPの舞台となるルサイル・インターナショナル・サーキットで2日間のテストに臨み、多くのデータを収集しました。
テストは14時から21時までの7時間で行われ、両ライダーは明るい時間帯からコースイン。サーキットの照明が点灯されるナイトセッションまで、新型RC213Vのセットアップを進めました。
転倒者が出て赤旗中断となることも多く、一周一周が大きな意味を持つ一日となりました。周回を刻むごとに全体的なペースが上がり、非公式ながらサーキットベストタイムが更新されるレベルの高いセッションでした。
その中でミルは、2日目に体調を崩し、32ラップと十分な走行をこなすことができませんでした。初日は52ラップを刻み1分52秒823のベストタイムで13番手。2日目は体調が不十分な中で1分52秒457とタイムを短縮し、ポジションは19番手だったものの、3カ月前に行われた2023年カタールGPの予選タイムを1秒1上回りました。その後、ミルは第13コーナーで転倒を喫し、体調がよくなかったこともあり、やや早めにテストを切り上げました。
今回のテストもトップから1秒差以内に13台が入る大接戦。この日のテストを十分に活用できず、19番手というポジションにややがっかりした様子のミルでしたが、スペインに戻って体調を整え、開幕戦に向けて準備を進めます。
初日のテストで体調不良を訴えていたマリーニですが、2日目は体調も戻り、60ラップを消化。2日間で111ラップをこなし、有意義なテストとなりました。ベストタイムは1分52秒677で、チームメートのミルに続いて20番手。多くのアイテムを試すために、2日目はセットアップを大きく変えたことでスタートが遅れましたが、有用なデータを収集し、満足できる一日となりました。マレーシア、カタールと続いた公式テストを終えたマリーニ。HRCのファクトリーライダーとして迎える開幕戦が刻々と近づいています。
開幕戦カタールGPは、3月8日から10日までルサイル・インターナショナル・サーキットで開催されます。Repsol Honda Teamは世界中を転戦し、ライバルとなる20人のライダーたちと戦います。
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