Sprint
MotoGP 2023
Round 20

Repsol Honda Teamで臨む最後のスプリントで、マルケスが予選9番手から3位表彰台を獲得する

es Circuit Ricardo Tormo

ロードレース世界選手権(MotoGP)第20戦バレンシアGPの予選とスプリントがサーキット・リカルド・トルモで行われ、Hondaでのラストランに臨んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、土曜日に行われたスプリントで今季3度目の3位になり、スプリントの表彰台をRepsol Honda Teamにプレゼントしました。

Repsol Honda Teamで臨む最後のスプリントで、マルケスが予選9番手から3位表彰台を獲得する

レースウイークを力強く安定したペースで走行し続けたマルケスは、午前中のフリー走行(FP)2で5番手タイムをマークし、準備万端で予選Q2に挑みました。前日、好調なスタートを切ったマルケスは、この日のQ2でも可能な限りのアタックを果敢に続け、さらなるリスクのある走りで9番グリッドを獲得しました。

マルケスは、最後のアタックでミスをおかし、期待したフロントロー獲得は果たせませんでした。過去8度の世界タイトルを獲得しているマルケスは、パッシングポイントが少ないバレンシアで好グリッドを目指していただけに、悔しさをにじませました。

しかし、迎えたスプリントでは好スタートからトップグループに加わると、サーキットに集まった地元ファンの熱い声援の中で、すばらしい走りをみせました。スタート直後の第1コーナーで大きくポジションを上げて、3番手に浮上。2周目にはホルヘ・マルティン(ドゥカティ)にかわされ4番手へとダウンしますが、8周目にマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)を抜いて、再び3番手へ。その後も、首位を走るマルティン、2番手のブラッド・ビンダー(KTM)を激しく追撃し、3位でチェッカーを受けました。

13周で行われたスプリントでマルケスは、4周目にファステストラップとなる1分29秒809をマークします。その後も1分30秒台で周回を重ね、今季3度目となるスプリントのメダルを獲得。マルケスは、11年間過ごしたRepsol Honda Teamのメンバーとともにスプリントの表彰台に立ち、表彰台の下を埋め尽くした何千人ものファンから大きな祝福を受けて、感無量の様子でした。

前日のFP1で転倒したジョアン・ミルは、土曜日の朝のメディカルチェックで体調不良と判断され、今大会の欠場を決めました。

日曜日の決勝レースは、マルケスがこれまで6度のタイトルを獲得し、5度の3冠を達成したHonda RC213Vでのラストランに挑みます。Repsol Honda Teamにとって感慨深い一日になることは間違いありません。27周のレースでは、シーズンとMotoGPのすばらしい時代を最高のかたちで締めくくるために、すべての関係者が全力を尽くします。


Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
ヘルメットやブーツなど、欲しいものはすべてプレゼントできますが、最高のプレゼントは、コース上から贈るものです。それが今日の目的でした。Repsol Honda Team、HRC、そして、この11年間ともに歩んできた仲間になにかを与えることができました。スプリントではさらに一歩、リスクある走りにしたことで、何度も転びそうになりました。今日はいいスタートが切れたことで、いいレースをすることができました。この特別な瞬間をみんなと楽しむことができました。表彰台でこみあげてくる感情と戦うのは、正直大変でした。チームのみんな、HRCのスタッフ、そして会場に来てくれたファンに、この瞬間をプレゼントできて本当によかったです。明日も、今日のようなレースをすることが目標ですが、コンディションやスタート方法など、いろいろなことを確認する必要があります

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