中上、スプリントは18位でフィニッシュ
サーキット・リカルド・トルモで行われたロードレース世界選手権(MotoGP)第20戦バレンシアGPのスプリントで、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は、18位でチェッカーを受けました。LCR Honda CASTROLのアレックス・リンスは、19位でフィニッシュしました。右足の手術で欠場が続いていたリンスは、今大会でレースに復帰しましたが、まだ完全な状態ではなく、右足に痛みを感じながら完走を果たしました。
連日好天に恵まれたバレンシアは、この日フリー走行(FP)2、予選、そしてスプリントが行われました。FP2で1分30秒821をマークして18番手の中上は、予選Q1では1分29秒864までタイムを短縮し、自己ベストをマークしましたがQ2進出は果たせず、16番グリッドとなりました。13周のスプリントでは、1分30秒台から31秒台のタイムで周回し、18位でした。
スプリントの課題は、リアタイヤのエッジグリップの不足で、目標としていた1分30秒台で連続走行することができませんでした。日曜日の決勝では、今日の課題を分析し、さらにタイムとポジションを上げる意気込みです。
リンスは、Q1で今大会自己ベストの1分30秒257をマークしてセッション10番手。予選総合順位で20番グリッドを獲得しました。
リンスが得意とするサーキットの一つですが、完全な体調ではないため、完ぺきな走りにはほど遠いものでした。しかし、地元スペインの大観衆の声援を受けて、13周のスプリントを走り抜きました。
レース序盤は1分30秒台までペースを上げることができました。しかし、レース後半はセットアップが完全ではなかったことと、右足に痛みがあることで厳しい走りを強いられました。明日の決勝は、LCR Honda CASTROLでのラストラン。27周のレースを走り抜く意気込みです。
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