Practice
MotoGP 2023
Round 19

マルケスがダイレクトでQ2進出を果たす

qa Lusail International Circuit

変則的なスケジュールで行われるロードレース世界選手権(MotoGP)第19戦カタールGP。初日のフリー走行(FP)1は夕方に行われ、2回目の走行となったプラクティスは、日没後の20時にすべての照明が点灯されて、ナイトセッションで行われました。

マルケスがダイレクトでQ2進出を果たす

ルサイル・インターナショナル・サーキットは、サーキットを取り囲む砂漠の砂がコース上に吹きつけるため、例年、開幕初日はあまりコンディションがよくありません。この日も、セッションをこなすたびに路面のグリップが上がり、周回するごとにラップタイムは短縮されました。FP1はすべてのライダーがグリップ不足に苦しみましたが、マルケスはこのセッションでは確実に周回を重ね、プラクティスに向けてタイヤを温存する作戦としました。

そして、照明がともされたプラクティスで、マルケスは一気にタイムを上げることに成功します。1回目のアタックでは、FP1のベストタイムを約5秒短縮する1分53秒323をマーク。2回目のアタックでは、さらにタイムを短縮して1分53秒060をマークしますが、このラップはイエローフラッグが出ていたため惜しくもキャンセルとなります。しかし、1回目のアタックでマークしたタイムで10番手につけ、ダイレクトで予選Q2進出を果たしました。

先週のマレーシアGPではQ1からの予選となり、アタック中に転倒。後方グリッドからのレースとなって、スプリント、決勝を厳しいものにしました。同じミスをおかさないようにマルケスは、今大会しっかりとQ2進出を果たし、この時点で4列目以上のグリッドを確保。土曜日の予選では、さらに上位を目指してスプリントに挑みます。

チームメートのジョアン・ミルは、FP1では全長5380mのルサイル・インターナショナル・サーキットの新しい路面を理解することに努めました。前日の強風の影響で路面が汚れていたため、マルケス同様、周回を重ねることに集中。そして、迎えたプラクティスでは、大接戦の中で1分53秒921をマークして17番手でした。ミルはタイヤのパフォーマンスをさらに引き出そうと全力を尽くし、最後のアタック中には1分53秒733をマークしましたが、イエローフラッグでタイムがキャンセルとなりました。

土曜日は15時(現地時間)からFP2、そして予選が行われ、20時からスプリントが行われます。


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Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
ここに到着したときに予想していたよりもいい一日でした。トップ10に入り、ダイレクトでQ2に進出できたことは、ガレージにいる我々にとって本当にいいニュースでした。今日はフランチェスコ・バニャイア選手(ドゥカティ)の後ろでいいタイムを出すことができました。明日はこのポジションをキープし、スプリントの前と、スプリントが始まってから路面がどう変化するかを理解することに努めます。明日の予選では、タイムアタックに最適なタイヤが何かを検討し、コースの変化に合わせて適応していきたいです。ここまでは、自分たちがやってきたことに満足しています 

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
気温だけでなく、路面コンディションも日中と夜とでは大きく変化しました。そのため日中の走行では苦戦し、夜のプラクティスでも、ファーストタイヤのフィーリングがあまりよくありませんでした。そのため、ソフトタイヤほどスピードがないミディアムタイヤでアタックしましたが、明日に向けていい情報を得たので、よりよいベースからスタートできると思っています 



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