Sprint
MotoGP 2023
Round 17

マルケスが4位争いを制す。ミルは12位でフィニッシュ

th Chang International Circuit

ロードレース世界選手権(MotoGP)第17戦タイGPのスプリントがチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、Repsol Honda Teamのマルク・マルケスが4位でフィニッシュしました。

マルケスが4位争いを制す。ミルは12位でフィニッシュ

13周で行われたスプリントは序盤から大接戦となりました。最終ラップ最終コーナーのバトルを制したマルケスが4位でフィニッシュ。チームメートのジョアン・ミルも力強い走りを披露し、12位でチェッカーフラッグを受けました。

前日のプラクティスで11番手だったマルケスは、予選Q1で2番手タイムをマークしてQ2に進出すると、8番グリッドを獲得しました。タイGPが開催されているチャーン・インターナショナル・サーキットは、タイム差が出にくいサーキットですが、ポールポジションを獲得したホルヘ・マルティン(ドゥカティ)からQ2に進出した12番手までのタイム差が0.790秒と、今年も接戦になりました。

マルケスはQ1からQ2にかけて着実にタイムを更新しました。Q1終盤のアタックで1分29秒830をマーク。このセッションでトップタイムをマークしたのは、弟のアレックス・マルケス(ドゥカティ)でした。

Q2では1分29秒622をマークしてタイムを更新。15時に始まったスプリントでは、8番グリッドから好スタートを切ると、オープニングラップで5番手へとポジションを上げました。

その後、マルコ・ベツェッキ(ドゥカティ)に追い抜かれて6番手へとポジションを落としますが、タイヤを温存するためにペースをキープ。レース終盤の10周目にベツェッキを抜き返して5番手へ。さらに前を走るアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)と4位争いを繰り広げます。最終ラップの最終コーナーでエスパルガロをかわすと、4位でチェッカーフラッグを受けました。2019年の決勝と同じく、最終ラップの最終コーナーでドラマを演出したマルケスに、スタンドの大観衆から大きな声援と拍手が送られました。

前日のプラクティスで19番手だったミルはQ1では思うようにタイムを上げられず、19番グリッドからスプリントに臨みました。オープニングラップで15番手までポジションを上げると、2周目には13番手へ。スプリント後半にさらにポジションを上げて12位でチェッカーフラッグを受けました。

ポイント獲得は果たせませんでしたが、トップ10と同じペースで周回を重ねることができました。スプリントで得たデータをもとに、決勝に挑みます。

日曜日の決勝は現地時間15時にスタートし、26周で争われます。


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Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
Q1から走行する日は本当に忙しくなりますが、チームはいい仕事をしてくれたので、マシンが改善されてQ2に進出することができました。3列目からいいスタートを切って、トップグループについていくことができました。いいパフォーマンスができたと思うし、レースを楽しむことができました。思っていたよりもずっといい走行ができました。最終コーナーのバトルは2019年のときとは逆で、ポジションを守る側ではなく、アタックする側でした。完ぺきなブレーキングポイントで攻められました

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
思っていたよりもハードな一日でした。19番手からのスタートだったので、忙しくなりました。12位という結果は悪くないし、現状で狙える現実的なポジションだったと思うので、満足しています。トップ5を狙えるペースではありませんでしたが、スタートでもっと前に出ることができればポイント圏内に入れたと思います。今日得たデータを明日の決勝で活かしたいです



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