マルケスが4位争いを制す。ミルは12位でフィニッシュ
ロードレース世界選手権(MotoGP)第17戦タイGPのスプリントがチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、Repsol Honda Teamのマルク・マルケスが4位でフィニッシュしました。
13周で行われたスプリントは序盤から大接戦となりました。最終ラップ最終コーナーのバトルを制したマルケスが4位でフィニッシュ。チームメートのジョアン・ミルも力強い走りを披露し、12位でチェッカーフラッグを受けました。
前日のプラクティスで11番手だったマルケスは、予選Q1で2番手タイムをマークしてQ2に進出すると、8番グリッドを獲得しました。タイGPが開催されているチャーン・インターナショナル・サーキットは、タイム差が出にくいサーキットですが、ポールポジションを獲得したホルヘ・マルティン(ドゥカティ)からQ2に進出した12番手までのタイム差が0.790秒と、今年も接戦になりました。
マルケスはQ1からQ2にかけて着実にタイムを更新しました。Q1終盤のアタックで1分29秒830をマーク。このセッションでトップタイムをマークしたのは、弟のアレックス・マルケス(ドゥカティ)でした。
Q2では1分29秒622をマークしてタイムを更新。15時に始まったスプリントでは、8番グリッドから好スタートを切ると、オープニングラップで5番手へとポジションを上げました。
その後、マルコ・ベツェッキ(ドゥカティ)に追い抜かれて6番手へとポジションを落としますが、タイヤを温存するためにペースをキープ。レース終盤の10周目にベツェッキを抜き返して5番手へ。さらに前を走るアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)と4位争いを繰り広げます。最終ラップの最終コーナーでエスパルガロをかわすと、4位でチェッカーフラッグを受けました。2019年の決勝と同じく、最終ラップの最終コーナーでドラマを演出したマルケスに、スタンドの大観衆から大きな声援と拍手が送られました。
前日のプラクティスで19番手だったミルはQ1では思うようにタイムを上げられず、19番グリッドからスプリントに臨みました。オープニングラップで15番手までポジションを上げると、2周目には13番手へ。スプリント後半にさらにポジションを上げて12位でチェッカーフラッグを受けました。
ポイント獲得は果たせませんでしたが、トップ10と同じペースで周回を重ねることができました。スプリントで得たデータをもとに、決勝に挑みます。
日曜日の決勝は現地時間15時にスタートし、26周で争われます。
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