Race
MotoGP 2023
Round 17

マルケスとミル、灼熱のブリラムでポイントを獲得する

th Chang International Circuit

ロードレース世界選手権(MotoGP)第17戦タイGPの決勝がチャーン・インターナショナル・サーキットで行われました。Repsol Honda Teamのマルク・マルケスとジョアン・ミルはそれぞれポイントを獲得し、インドネシア、オーストラリア、そしてタイと続いた3連戦をいいかたちで締めくくりました。この3連戦は、Honda RC213Vのフィーリングがますます向上していることを感じさせる内容でした。

マルケスとミル、灼熱のブリラムでポイントを獲得する

26周で行われた決勝は、シーズンを通じて最もエキサイティングなレースの一つとなりました。スタートのシグナルが消えてからゴールの瞬間まで続いた手に汗を握る戦い。そして、スタンドに詰めかけた大観衆の熱狂的な声援の中で、Repsol Honda Teamの両ライダーは、力強い走りでファンを喜ばせました。

予選7番手から決勝に挑んだマルケスは、オープニングラップから積極的な走りをみせました。チャーン・インターナショナル・サーキットは、タイムが接近しやすいサーキットのため、序盤はすべてのコーナーでポジションを入れ替える激しさでした。その中でマルケスは、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)やドゥカティ勢のライダーとバトルを繰り広げました。その中でも、MotoGPクラスで総合首位につけるフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)との6位争いはファンを熱狂させました。

このバトルはレース中盤まで続きました。その後、マルケスはトップ10内をキープする走りに転じ、中盤以降はファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と7位争いを繰り広げます。その後、戦いは6位争いへと発展し、ポジションを入れ替えるたびにマルケスの応援席から大きな歓声が上がりました。最終的にマルケスは7位でチェッカーを受けますが、その後、5位でチェッカーを受けたエスパルガロに3秒加算のペナルティーが科され、6位に繰り上がりました。

チームメートのミルは、土曜日のスプリント同様、19番グリッドという厳しいグリッドから見事な追い上げをみせました。オープニングラップで14番手に浮上すると、レース中盤には13番手へ。そして終盤には11番手までポジションを上げますが、最終ラップにフランコ・モルビデリ(ヤマハ)にかわされ、12位でチェッカーを受けました。このレースでミルは、トップグループと変わらない1分31秒台の好タイムで周回を重ねましたが、終盤はタイヤの消耗もあり、ややペースを落としました。

Repsol Honda Teamは、第13戦インドGPから6週間で5レースというハードスケジュールをこなし、多くのデータを収集しました。この後、MotoGPは、1週間のインターバルを経て、第18戦マレーシアGP、第19戦カタールGP、そして最終戦となる第20戦バレンシアGPと続く、シーズン最後の3連戦に挑みます。


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Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
今日は本当にエキサイティングなレースでした。スタート直後からバトルがあり、序盤はどこを見てもライダーがいるという接戦になりました。エスパルガロ選手、バニャイア選手、そしてクアルタラロ選手といいバトルができました。どれも厳しいバトルでしたがとても楽しかったです。ただ、序盤にかなり頑張ったのでタイヤが消耗してしまい、ややペースを落としました。しかし、全体的にポジティブな週末でした。インドネシアGPでは転倒、オーストラリアGPは15位という厳しいリザルトだっただけに、3連戦最後のレースで自信を取り戻すことができたのは、本当にポジティブでした 

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
今日も着実なレースになりました。レース序盤からいいポジションを獲得することができ、自分のペースはトップ5にかなり近いものでした。しかし、序盤からペースを上げたためにタイヤが消耗し、ラストの5周は厳しい走りとなりました。それまではコンスタントな走りで前進することができていたと思います。100%力を出しきりました。今日の順位は、これまでの努力が反映されたものではないと思いますが、それでも、確実に進歩しています。今、もっとも重要なのは予選でいいグリッドを獲得することです。レース中のペースは悪くないので、集中して取り組みたいです 



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