Repsol Honda Teamは、3連戦最後の戦いとなるタイGPに挑む
ロードレース世界選手権(MotoGP)は、熱帯の国インドネシア、春を迎えたばかりの南半球オーストラリア・フィリップアイランド、そして再び、熱帯の国タイへと戻ってきました。気候変化の激しい3連戦は、タイGPが最後の舞台となります。
タイGPが開催されるチャーン・インターナショナル・サーキットは、過去、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が圧倒的な強さをみせたサーキットの一つです。初開催となった2018年は、大会制覇を成し遂げてタイトル王手とし、最高峰クラス5回目のタイトル獲得に弾みをつけました。翌19年は大会2連勝を決めて、最高峰クラスで6回目のタイトルを手にしました。
マルケスは、18年はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)と、19年はファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と、し烈なバトルを繰り広げました。その後、コロナ禍で2年間大会は中断。22年、3年ぶりに復活した大会では5位でしたが、マルケスはタイのレースファンに強烈な印象を残しました。今年は、レースをこなすごとに着実にRC213Vのパフォーマンスを引き出してきており、今大会でさらなる進歩を目指します。
チームメートのジョアン・ミルは、前戦オーストラリアGPでは残念な結果に終わりました。レース中に他者との接触から転倒し、再スタートを切るもピットに戻りリタイアしました。これまでのミルのタイGPでのベストリザルトは7位です。3連戦最後の戦いとなる今大会では、序盤から強力なパフォーマンスを発揮し、ライバルに一歩先んじる意気込みです。そしてコース上で堅実な走りをすることを目標とします。
チャーン・インターナショナル・サーキットは、左コーナー5つ、右コーナーが7つで、全長4554m。ロングストレートと中高速コーナーを組み合わせたレイアウトは、ハイスピードバトルと、激しいブレーキング競争が見どころとなります。
今大会が終われば、1週間のインターバルを経て、シーズンを締めくくる3連戦、マレーシアGP、カタールGP、バレンシアGPを迎えます。
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