猛暑の中で開幕したタイGP 初日は大接戦に
チャーン・インターナショナル・サーキットで行われたロードレース世界選手権(MotoGP)第17戦タイGPのプラクティスは、35℃の猛暑の中で厳しい戦いが繰り広げられ、Repsol Honda Teamのマルク・マルケスが11番手、チームメートのジョアン・ミルは16番手でした。
強烈な日差しが降り注ぐ中で行われた午前中のフリー走行(FP)1では、トップから1秒差以内に10台が入りましたが、セットアップが進んだ午後のプラクティスではさらにタイムが接近しました。FP1では33℃だった気温がプラクティスでは35℃まで上昇する厳しい条件の中、トップから18番手までのタイム差はわずかに0.541秒。このセッションでダイレクトに予選Q2進出を果たした10位までのタイム差はわずか0.304秒と、今季最も厳しい戦いでした。
マルケスはトップから0.369秒差の11番手で、ダイレクトでQ2に進出したライダーとの差はわずか0.065秒でした。今大会、新しいデザインのヘルメットをかぶって走行を開始したマルケスは、明日のQ1からの予選に向けて、一定の満足を得て一日を終えました。セッション中、前を走るホルヘ・マルティン(ドゥカティ)のエアロパーツが破損し、後ろにいたマルケスの右肩に当たるというアクシデントがありましたが、幸いにもケガはありませんでした。
チームメートのミルも、わずかの差で16番手となりQ2進出を逃しました。トップタイムをマークしたマルティンと0.469秒差。10番手のアウグスト・フェルナンデス(KTM)とはわずか0.165秒差でした。今季最も厳しいプラクティスとなりましたが、土曜日はQ2進出を目指してさらに前進する意気込みです。
Repsol Honda Teamの両選手は、土曜日の10時50分(現地時間)に始まるQ1に挑み、Q2進出を目指します。そして、15時に13周で行われるスプリントに挑みます。
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