Race
MotoGP 2023
Round 16

土曜決勝に変更されたオーストラリアGPでRepsol Honda Teamは努力を続ける

au Phillip Island

ロードレース世界選手権(MotoGP)第16戦オーストラリアGPのフリー走行(FP)2と予選、決勝が土曜日に行われ、選手とチームにとって忙しい一日となりました。

土曜決勝に変更されたオーストラリアGPでRepsol Honda Teamは努力を続ける

日曜日に荒天が予想されることから、大会のスケジュールが大幅に変更されました。本来は日曜日に行われる決勝を土曜日に行い、土曜日に予定していたスプリントを日曜日に入れ替えました。

午前中にFP2と予選Q1、そしてQ2が行われ、15時10分から全27ラップの決勝が行われました。青空が広がった金曜日は最高気温が23℃まで上昇しましたが、この日は厚い雲が空を覆い、FP2と予選の時間帯は気温16℃、決勝時には18℃でした。

15分間で行われるQ1に挑んだマルク・マルケスは、最後のアタックでレースウイーク中の自己ベストとなる1分28秒237をマークして2番手に浮上。トップタイムのフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)と0.077秒差でQ2進出を果たしました。12台が進出したQ2で、マルケスはさらにタイムを更新して1分28秒012をマークし、トップと0.766秒差で7番グリッドを獲得しました。

決勝では3列目7番手から好スタートを切ると、第1コーナーの進入でややポジションを下げましたが、すぐに5番手まで追いあげ、レース序盤は表彰台も狙えるペースで走りました。しかし、激しいバトルが発生すると、巻き込まれないように、よりディフェンシブな走りに変更。リアにソフトタイヤを選択していたマルケスは、タイヤの消耗を抑えるためにペースをセーブし、15位でチェッカーフラッグを受け、ポイントを獲得しました。

チームメートのジョアン・ミルは、午前中に行われたFP2とQ1を通して、セッティングを少し改善しました。決勝では16番グリッドから好スタートを切ると、ポイント圏内の15番手を走行。1分29秒から30秒台の好タイムで周回を続けました。しかし、11周目の第4コーナーで、激しいバトルを繰り広げていたルカ・マリーニ(ドゥカティ)と接触して転倒。一度は再スタートしましたが、ピットに戻るとそのまま走行を終えました。

大会のスケジュールが変更されたことで、13周のスプリントは日曜日の13時に始まります。


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Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
昨年は、ソフトタイヤを選択したことが功を奏し、表彰台に立つことができましたが、今年は同様の賭けがうまくいきませんでした。もっと遅いペースでの決勝を予想していましたが、スタートしてすぐにホルヘ・マルティン選手(ドゥカティ)がペースを上げたので、速いペースの決勝になると考えました。スタートしてから10周ほどは、バニャイア選手やヨハン・ザルコ選手(ドゥカティ)といいバトルができて、レースを楽しめました。その後は戦略を変更し、タイヤの消耗なども考えて、完走を目指しました。明日の天気がどうなるか、見極めたいと思います

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
今日のレースは難しく、残念な結果となりました。タイヤの消耗を抑えながら自分のレースをしようと思い、データ分析を元に最適な走りに徹しました。実際、決勝終盤の状況を見れば、私たちの戦略は正しかったと思います。しかし、私を追い抜こうとしたマリーニ選手と接触し、フロントタイヤのグリップを失って転倒しました。ライダーたちのバトルが激しくなる後方でのレース運びは難しいです。でも、これがレースなので、明日は気持ちを切り替えてがんばります



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