リンス、復帰戦でポイントを獲得する
ロードレース世界選手権(MotoGP)第15戦インドネシアGPの決勝。LCR Honda CASTROLのアレックス・リンスは9位でチェッカーを受け、復帰戦となった今大会でポイントを獲得しました。
リンスは今年6月に開催されたイタリアGPで右脚を骨折しました。以来、約4カ月にわたり治療とリハビリを続けてきましたが、27周で行われた今回の決勝レースで、見事シングルフィニッシュを果たしました。
最後尾のグリッドとなる21番手から決勝に挑んだリンスは、周回を重ねるごとに確実にポジションを上げました。前日のスプリントでは右脚の痛みをこらえながら18位で完走しましたが、決勝レースでは、痛みを感じながらもフィーリングを取り戻すことに成功。出場した21台中、猛暑の影響により完走がわずか14台という厳しいレースを最後まで走り抜きました。
リンスのペースは、前半は1分32秒台でしたが、中盤は1分31秒台へとペースを上げました。終盤は32秒台へとややペースを落としますが、最後まで冷静な走りをみせました。貴重なポイントを獲得したリンスにチームは脱帽するばかりでした。そして、その熱い走りにサーキットに詰めかけたファンからも、大きな拍手が送られました。
LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶はインドネシアGPの決勝レースを11位で終えました。
インドネシアGPは今シーズン最も過酷な戦いの一つとなりましたが、集中力を切らさず、粘り強い走りでゴールまで駆け抜けました。転倒やトラブルでリタイアする選手も多いレースでしたが、最後まで走りきった中上は貴重なポイントを獲得しました。
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