Race
MotoGP 2023
Round 14

マルケスが雨の日本GPで「ロマンチック」な表彰台獲得を果たす

jp Mobility Resort Motegi

ロードレース世界選手権(MotoGP)第14戦日本GPの決勝は、スタート直前に降り出した雨が次第に強まり、13周目で赤旗中断となりました。その後、レースは再開できず、12周の時点で成立。マルク・マルケス(Repsol Honda Team)は3位に入って自身140回目の表彰台に上がり、チームメートのミルは13位でポイントを獲得しました。

マルケスが雨の日本GPで「ロマンチック」な表彰台獲得を果たす

朝から断続的に降った雨の影響で、朝のウォームアップはウエットコンディション。その後、雨は上がりましたが、15時のスタート直前に再び降り始め、“フラッグ・トゥ・フラッグ”でスタートが切られました。

オープニングラップを終えると、マルケス、ミルを含むほとんどの選手がピットに戻り、レインタイヤを装着したマシンにチェンジ。マルケスは激しく変化するコンディションの中で、高いスキルを発揮してトップグループの戦いに加わりました。2周目に6番手に浮上すると、3周目には3番手へ。さらに4周目には2番手までポジションを上げ、積極的な走りをみせました。

やがて雨脚が強くなると、後続のホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)らに抜かれてポジションダウン。しかし、10周目にミゲル・オリベイラ(アプリリア)、12周目にマルコ・ベツェッキ(ドゥカティ)を抜いて再び3番手まで浮上。その順位のまま赤旗でレースが終了し、3位表彰台獲得を果たしました。

マルケスの表彰台獲得は2022年の第18戦オーストラリアGP以来で、キャリア通算140回目、最高峰クラスでは101回目となりました。Repsol Honda Teamにとっては、最高峰クラスで455回目の表彰台でした。

ミルも、ウエットコンディションで速さを発揮しました。レース中盤にはマルケスに続く7番手まで上げましたが、ヘルメットの視界が悪くなってきたことで13番手に後退。その後、2度の赤旗中断で、ポジションをばん回するチャンスを逃す悔しいレースとなりました。

インドGP、日本GPと続いた激しい2連戦を終えたRepsol Honda Teamは、1週間のインターバルを経て、マンダリカで開催されるインドネシアGPに挑みます。


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Marc Marquez
Marc Marquez 93
Repsol Honda Team
久しぶりに表彰台に立つことができて最高の気分です。しかも、HondaのホームGPであり、多くのファンやHondaの関係者に囲まれてのレースで、とてもロマンチックでした。今日はスタートしてすぐにマシンをチェンジしたので、まずはウエットタイヤを理解することから始めました。その時点ではあまり濡れていなかったので、タイヤに負担をかけないように気をつけなければなりませんでした。コース上の水量が増えていく様子を確認してからアタックを開始しました。ペースはとてもよく、おもしろいレース展開になったと思いますが、最終的にはレースディレクションが本当にいい仕事をしてくれました。適切なタイミングで的確な判断だったと思います。彼らにはもちろん、Repsol Honda Teamのみんなにもお礼を言いたいです。今日のような日は、本当にいろいろな要素が関係してきますが、チームはすべてをうまく処理してくれました。この表彰台は、私たちが1年を通して求めていたものであり、後半戦の追い上げに向けていい弾みになりました

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
今日はヘルメットの視界に問題がありました。これまで一度も経験のないことで、とても残念でした。視界が悪く、コース上の基準点が分からなくなりました。ジャック・ミラー選手(ドゥカティ)とバトルしているときはまだ少し見えていたのですが、雨が強くなってからはペースを落とす必要がありました。それでも、今日はスピードがあることを証明できたと思います。もっとできることがあったと思うので、本当に残念です。次のレースまでに、1週間のオフはトレーニングとリカバリーに充てます


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