マルケスが雨の日本GPで「ロマンチック」な表彰台獲得を果たす
ロードレース世界選手権(MotoGP)第14戦日本GPの決勝は、スタート直前に降り出した雨が次第に強まり、13周目で赤旗中断となりました。その後、レースは再開できず、12周の時点で成立。マルク・マルケス(Repsol Honda Team)は3位に入って自身140回目の表彰台に上がり、チームメートのミルは13位でポイントを獲得しました。
朝から断続的に降った雨の影響で、朝のウォームアップはウエットコンディション。その後、雨は上がりましたが、15時のスタート直前に再び降り始め、“フラッグ・トゥ・フラッグ”でスタートが切られました。
オープニングラップを終えると、マルケス、ミルを含むほとんどの選手がピットに戻り、レインタイヤを装着したマシンにチェンジ。マルケスは激しく変化するコンディションの中で、高いスキルを発揮してトップグループの戦いに加わりました。2周目に6番手に浮上すると、3周目には3番手へ。さらに4周目には2番手までポジションを上げ、積極的な走りをみせました。
やがて雨脚が強くなると、後続のホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)らに抜かれてポジションダウン。しかし、10周目にミゲル・オリベイラ(アプリリア)、12周目にマルコ・ベツェッキ(ドゥカティ)を抜いて再び3番手まで浮上。その順位のまま赤旗でレースが終了し、3位表彰台獲得を果たしました。
マルケスの表彰台獲得は2022年の第18戦オーストラリアGP以来で、キャリア通算140回目、最高峰クラスでは101回目となりました。Repsol Honda Teamにとっては、最高峰クラスで455回目の表彰台でした。
ミルも、ウエットコンディションで速さを発揮しました。レース中盤にはマルケスに続く7番手まで上げましたが、ヘルメットの視界が悪くなってきたことで13番手に後退。その後、2度の赤旗中断で、ポジションをばん回するチャンスを逃す悔しいレースとなりました。
インドGP、日本GPと続いた激しい2連戦を終えたRepsol Honda Teamは、1週間のインターバルを経て、マンダリカで開催されるインドネシアGPに挑みます。
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