ミルがHonda勢トップの12番手で初日を終える
ロードレース世界選手権(MotoGP)第14戦日本GPの初日、Repsol Honda Teamのジョアン・ミルとマルク・マルケスはそれぞれ12番手と14番手でプラクティスを終えました。
モビリティリゾートもてぎには厳しい日差しが降りそそぎ、気温は28℃まで上昇。その中でRepsol Honda Teamの両選手は午前のフリー走行(FP)1、午後のプラクティスに臨み、周回を重ねるごとにタイムを更新しました。この日はコンディションに恵まれたこともあり、2015年以来更新されていなかったコースレコードを上位3選手がブレイクしました。
前週のインドGPを、今季ベストリザルトの5位でフィニッシュしたミルは、さらに上位を狙う意気込みで今大会を迎えました。FP1で快調にラップを刻んだミルは、予定通りに複数の項目をチェックし、今大会のセットアップの方向性を決定。第5コーナーで転倒しましたが、すぐピットに戻って2号車に乗り、セッション5番手につけました。
午後のプラクティスでは、午前中のタイムを1.257秒短縮する1分44秒428をマークするも、12番手に後退。土曜日の予選はQ1から挑むこととなりました。この日の課題はブレーキングの安定性で、予選とスプリントに向けて改善に取り組みます。
一方、チームメートのマルク・マルケスは、終始トップ10前後のタイムをマーク。安定したペースで走行を続けましたが、イエローフラッグでベストタイムがキャンセルされた上、自身の転倒も重なって14番手に後退しました。この日のベストタイムは1分44秒574で、首位との差は1.031秒。ダイレクトでQ2に進出した10番手の選手との差はわずか0.313秒でした。
土曜日の降水確率は60%で、気温も今日より下がることが予想されています。昨年の大会では、ウエットコンディションの中でマルケスが力強い走りをみせ、1071日ぶりのポールポジションを獲得してファンを喜ばせました。予選とスプリントでは、天候の変化が大きな影響を与えることになりそうです。
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